2020年3月11日 21:30
「農業には大きなチャンスがある」地球のためにいますべきコト
福岡さんによると、究極的な農業は「まったく何もしないこと」。それをクレイジーだと言う人もいますが、僕は10年農場を続けて、その考え方やニュアンスを理解できるようになりました。
―ちなみに、いまの日本の農業の在り方を外から見て感じることはありますか?
監督そこまで日本の農業に詳しいわけではありませんが、私はどんな農家に対してもアドバイスや非難をすることはありません。たとえば、環境を破壊しているように見える産業型の農業を行っている人でさえ、より安いものを食べたいという消費者の要求に応えているだけですから。
ただ、私が行っているような農法で育てられた農作物を食べたいという需要が上がれば、この方法に取り組む農家は増えるはずなので、農業にはすごく大きなチャンスがあると思っています。地球を癒すための解決方法のひとつを持っているのは農家だと思うので、農家は究極の環境活動家にもなりえるのです。
いまの私たちにできることとは?
―もし、農家以外の一般人でも環境のためにできることがあれば、教えてください。
監督みなさんに伝えたいことは3つあります。
まずは、生ごみからたい肥を作ってほしいということ。