2020年4月12日 20:40
裸の女性はアレと同じ!? 「ヌード画は恥ずかしい?」に著名画家の返答は…
和田さん先生のなかで、美しさはどんな感覚ですか?
島村さん僕はあまり挑発的なものは避けていて、常に安らぎとか、自分も楽に見られる絵を目指しています。目に見えたものをそのまま描かないで、一回自分で咀嚼します。形はモデルだけど、自分のなかでは違う色彩になり、イメージ化する方向にいっています。作家の心が伝わるような作品を、生涯描いていきたいですね。
注:今回の展覧会で島村さんのヌード画作品は出品されていません。会場で販売中の『島村信之画集』(求龍堂¥4,180税込)に多数収録されています。
和田さんからメッセージ!
対談後、和田さんから、ananweb読者のみなさんにメッセージをいただきました。
和田さん一般的に、美術に触れる機会が少ない人は、写実絵画を見て「本物そっくりだ」という感想を持たれる人が多いと思います。
でも、「本物そっくり」という印象を超えた何かが写実絵画にはあります。それが何かというのは、実際に絵を見たときの人それぞれの感覚だと思います。
写実絵画というのは、精緻で細かいところまで描き出して、まさにリアル。でも実際の作品を見たら、それだけじゃないパワーがあると思うので、そこまで楽しめるのが超写実絵画だと気づきました。