2020年4月14日 20:00
対立していないけど“対バン”? 岡崎体育の素朴な疑問
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「対バン」です。
はじめて「対バン」という言葉を知ったのは10代後半のころ。自分がライブハウスに出演するようになって知りました。その当時から疑問でしたが、「対バン」って不思議な言葉。バンドが何に対しているのでしょう?「バンド同士が対決するから対バン」という説が主流のようですが、とくに対決していることもなく、仲良くやっています。正しくは「共演」だと思うので正確には「共バン」なのではないかと思います。もっと言うと、バンドにだけじゃなくて、僕のようなソロアーティストでも、アイドルさんたちとのツーマンライブも「対バン」と言いますよね。
バンドじゃないやん!もはや全部違うやん!と、思わずにはいられません。
なんて文句を言いながら、僕は「対バン」を大変支持しています。対バンライブには様々なパターンがあります。ライブハウスが主催して呼ぶスタイルもあれば、ひとつのバンドが主宰となり様々なアーティストを招集するものも。どちらにせよ参加するミュージシャンにとってはありがたいことが多いです。それぞれのファンが集まるので、集客に自信がないバンドなどは、固定ファンがたくさんついているような人気バンドと「対バン」