2020年4月11日 19:30
JUJU、歌の主人公が憑依!? 渾身のベストアルバムを語る
ポップ/R&B/ファンク/ジャズ/ロックとジャンルも幅広く、それぞれに声の質感や歌い方も違うから、レコーディング前の準備にもじっくり時間をかけているのかと思いきや……!?
「意外とそうでもないんですよ。レコーディングはタイトなスケジュールで進むことが多いから、曲を渡されてすぐ歌入れをしなきゃいけないことが多くて。それに私はあくまでも語り部だから主観を入れすぎずに歌うことを大事にしていますし、歌い始めたら入り込んじゃうんです」
歌の主人公が瞬時に憑依してしまうような感覚。JUJUさんがそんな体験を自覚したのは、なんと小学生の時だったのだとか。
「国語の本読みの時間に『キタキツネのチロン』というお話を音読したんですけど。『ダメじゃ、キタキツネに触ってはいかん』という台詞で、急におばあさんの声になっちゃって(笑)。自分でもびっくりしたのを覚えています。私のそういうところは歌う時にも生かされているかも」
だからこそ「やさしさで溢れるように」のような温かなミディアムナンバーから、「STAYIN’ ALIVE」のような華やかなアップチューンまで、いろんな女性の生き様を演じきる。
“あなたの物語”を歌ってきた真摯な想いが伝わるベストだ。