2020年5月22日 20:40
長澤まさみ、新作映画で破滅的な母親に! 「虐待をしつつ恋人のような…」
正直、あんまりやりたくないなっていう気持ちだったんですけど、入ったらもう楽しくて!こういう作品だから、現場の空気も重いのかなと思っていたら、すごく明るかった。阿部(サダヲ/秋子の内縁の夫役)さんも面白いし、妹役の子もすごく元気で、「もう、撮影終わっちゃうの?」って感じでした(笑)。
長澤:奥平くんは役のことをすごく考えて、自分の意見があって現場にいた。ベテランみたいでした。それに、監督が優しかったのもあるしね。
奥平:優しかったです。
長澤:奥平くんとの最初の撮影は、ラブホテルに家族3人で泊まっているシーン。
奥平:僕に演技の経験がなかったので、セリフのないシーンから撮りました。
それもあって、結構リラックスしてできたんです。
長澤:みんなが作ってくれた環境に純粋に反応して、現場に入ることができていた、いい俳優さんですよね。
――撮影の合間も、「お母さん」「周平」と呼び合っていたんですか。長澤:うーん、「長澤さん」だよね?
奥平:そうですね。
長澤:秋子と周平は親子だけど、恋人のようだったり、友達のようだったりと関係性がすごく複雑。だから、奥平くんは、“お母さん”として私に接してなかったんじゃないかな。