2020年5月30日 19:30
70歳で妊娠、出産、子育て…ドラマ化された衝撃のコミックに続編!
夫65歳、妻70歳。本作に登場する江月朝一と夕子が子宝に恵まれる年齢だ。超高齢出産&子育てを描き、ドラマ化もされた、タイム涼介さんによる『セブンティウイザン』。その続編にあたる『セブンティドリームズ』は、娘のみらいが3歳になり、幼稚園に通うところからスタートする。作者にお話を聞きました。
「親になり、子育てを続けていると、日々の忙しさに自分のことを考える余裕を失いがちです。子どもに夢を託すだけでなく、大人が人生を楽しんでいる姿を見せることも子どもが大きくなったときの道しるべになるのではないかと思い、タイトルも新たに、始めさせていただきました」
そもそもなぜ70歳で妊娠という、大胆な設定にしたのだろう。
「いくつか理由があって、ひとつはあえて“めったにいない夫婦”にするためでした。
妊娠、出産、育児は繊細な事柄なので、読んだ方に不安を与えたくなかったのです。もうひとつは妊娠・出産のタイミングが訪れるのは、必ずしも健康面や経済状態が万全なときだけではないということを表現するためでした」
朝一はすでに定年退職をして年金生活を送っているため、みらいを育てていくうえで経済的不安が当然ある。