2020年5月28日 19:30
歯の悩みには“黒い食べ物”と“お散歩”が効果的!?
腎を養う食べ物はいろいろありますが、とくにおすすめしたいのが種実類です。黒ごまや黒豆、小豆、くるみ、栗。しっかりと噛んで食べられる点でも、歯を丈夫にするのに役立ちます。
また、腎の衰えは主に下半身に表れます。ウォーキングなど適度な運動で刺激を与えるほか、腰から下を冷やさない心がけもぜひ。夏も湯船に浸かることが大事ですが、時間がなければ足湯をしたり、ふくらはぎを丁寧にマッサージをするのもよいでしょう。
脾(ひ)をいたわる食事で、歯茎の炎症を予防。
歯肉の炎症など歯茎の悩みに対する養生法は、歯と少し異なります。
歯茎は筋肉の仲間であり、胃腸と同じ「脾」に属するもの。脾を弱らせるのは、生ものや冷たいものです。それらが過剰になると胃腸の働きが低下して代謝エネルギーが作られず、ねばねばとした不要物が溜まって、歯茎にも悪い作用を及ぼすのです。心当たりがある人は、まずは胃腸ケアを。朝はヨーグルトやスムージー、お昼にサラダ…という食生活を見直しましょう。いつもお伝えしているように、温かく水分を含んでいて、やさしい味付けの料理。それを基本にしてくださいね。
さくらい・だいすけ漢方専門家、国際中医専門員。