2020年6月25日 19:00
“エリート音楽集団”WONK約3年ぶりのアルバムはNetflixのSF作品がヒントに
個々がそれぞれのフィールドでも活躍する才能を持つことから“エリート音楽集団”とも表現される、WONK。ジャズからビートミュージック、ヒップホップまで縦横無尽に取り入れたサウンドは常に先進的だ。今年、リリースされた香取慎吾のアルバム『20200101』に参加したニュースもまだ記憶に新しい。
壮大なストーリーへと誘う、コンセプチュアルな音楽体験。
アルバムとしては約3年ぶりのリリースとなる『EYES』は、全22曲を収録し、アルバム1枚で物語を形成するコンセプチュアルな作品となった。
「映画みたいなものが作りたかったんです。スタートは1枚の絵。頭上にパラレルワールドがあって…みたいなSF的な世界観で。
そこを起点に物語を構築してサントラを作るようにシーンにあてはまる曲を作っていったんです」(荒田)
NetflixのSFドラマ『ブラック・ミラー』や映画『インターステラー』『インセプション』が想像のヒントに。宇宙空間を浮遊するようなイントロダクションから音が繋ぐ物語の世界へとただ没入する。
「歌詞を書くときも主人公の人間像をすごく意識して心理描写しました。そうすることで一曲ごとの心情やメッセージ、僕たちが問題意識を持っていることがより具体的に伝えられる、みんなに当事者意識を持って響くのではないかな、と」