くらし情報『芸能界で目指す道…笑福亭鶴瓶が東日本大震災に思ったこと』

2016年3月23日 22:00

芸能界で目指す道…笑福亭鶴瓶が東日本大震災に思ったこと

しょうふくてい・つるべ落語家。上方落語協会副会長。4月に「太田胃散Presents鶴瓶噺2016」を東京・大阪で開催。『桃色つるべ』初のBlu-ray&DVD BOXが3/30発売!

「生まれ変わったら、鶴瓶師匠になりたい」。国民的アイドルも某大物芸人さんも、その魅力にバタバタとノックアウトされた人は数しれず。いま“伝える力”を学ぶなら、この笑福亭鶴瓶師匠の「噺」をどうしても聞きたい。

師匠は、なぜそんなふうに人とつながりあえるのですか?なんでそんなに相手に優しいんですか?その根源には、何があるのでしょうか…。

***

鶴瓶:それは、いい人キャンペーンよ。


――は?!

鶴瓶:フフフ、それは嘘だけど(笑)。

――ホントだったら、ものすごい極悪人じゃないですか…。

鶴瓶:あのね、昔、“将来、自分は芸能界でどうしたいのか”って考えたことがあってね。人気が出ると、みんながサインとか求めてくるじゃないですか。そんなに深い意味もなく、本当に欲しいのかどうかも分からないけれど、とりあえず芸能人を見たら、サイン欲しがるでしょう?

そのときね、思ったんです。この仕事やるなら、僕のサインが何年後かに、持っている人たちにとって価値のあるものになるように、がんばろうって。

例えば僕がスターになって、僕に会った人や、僕がサインをした人、みんなが喜んでくれたらいいなって、それだけなんです。

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