2020年9月17日 20:20
YOASOBI「ポップな表現で包むほど、グロテスクさが際立つ」 “夜に駆ける”を分析
ikura:“小説にまつわるユニット”という説明を聞いて最初は「なんじゃそりゃ」って思ったけど(笑)、YouTubeでAyaseさんの曲を聴いた時に、音とメロディにすごく中毒性を感じて衝撃を受けて、それで一緒にやりたいって返事をしました。
――他のアーティストにはない活動内容が注目を集めていますね。
Ayase:はい。テーマを決めて小説を募集し、その中から1作品を選んでサブスクリプションに楽曲をリリース、そしてMVを発表する。ネットの世界が主軸です。
ikura:第一印象は、明るい私に対して暗い方なのかなって思ってたけど…。
Ayase:人見知りしてたかな。僕もめちゃめちゃ明るいです(笑)。
ikuraは素直でピュアな心を持ちつつ、しっかりした女の子だなっていうのが第一印象。想像通りで求めていた歌声でした。
言葉のインスピレーションが生む創造性。
――小説は楽曲に対してどんな位置づけなのでしょうか。
Ayase:小説、楽曲、MVがすべて1つの作品だと考えると小説は“骨”。歌詞は“肉”で、ikuraの歌は“皮膚”かな。となるとMVは“服”になるのかな。
ikura:うん、MVのビジュアルから入る人もいるからね。