2020年11月5日 21:30
強盗犯と人質がまさかの恋愛関係に⁉︎ 驚愕の実話の真相に迫る!
実際、当時の彼女にとってこの事件がどんな意味を持っていたのかということについても、聞かせてくれました。
―リサーチを重ねるなかで、はじめて知るようなことも多くありましたか?
監督今回、驚かされたのは、スウェーデンがいかに無垢な国だったのか、ということでした。当時は、人質事件がテレビ中継されたこともなく、そういった事件に対応できる警察組織も存在していなかったようですから。特に、スウェーデンとアメリカでは、政治的背景もまったく異なるので、その違いに驚くことはたくさんありました。
ボブ・ディランの曲がラブストーリーを象徴している
―さまざまなエピソードを聞くなかで、もし自分も同じような立場にいたら、ストックホルム症候群のようになってしまうかも、と感じたこともありましたか?
監督もちろん状況にもよりますが、自分にも起きうることだなと思いました。というのも、僕はもともと他人をジャッジすることはありませんし、どちらかというと相手のいい面に目を向けるタイプで、共感力も高いほうですから。
おそらくストックホルム症候群を経験した方たちも、同じような性格の人が多いのではないかなと考えています。