2020年11月13日 19:20
佐橋佳幸が語る「坂本龍一や松任谷由実らが愛する音響ハウスの魅力」
―現在はコロナ禍で音楽業界も大変だと思いますが、そのなかでお感じになっていることはありますか?
佐橋さんエンタメ業界に関するガイドラインは、現場の事情がわかる人の意見を聞いたうえで見直してほしいという気持ちはありますね。すでに潰れてしまったスタジオもありますし、今後もそういうところは増えてきてしまうと思うので。本当に、現場は大変なことになっていますから。
そのいっぽうで、みんな時間ができてものづくりに励んでいるところはあるので、いつかこの騒動が終わったとき、新しい良質なものがたくさん生まれている可能性もあるのかなと。僕も、そういう前向きな考えで過ごすようにはしています。
ちなみに、これまでは家でギターを弾くことはあまりなかったんですけど、最近は家でも毎日弾くようになりました。もしかしたら、前よりもうまくなったかもしれないです(笑)。先日、Charさんにこの話をしたら、「俺も今までで一番ギター弾いてるかもしれない」と。
お互いに「酒を飲むか、ギターを弾くしかないよな」って話になったくらいです。
時代にそくしたものづくりを大事にしていきたい
―(笑)。いままでとはまた違う音楽との向き合い方をされているんですね。