2020年12月3日 20:10
日本を絶賛! スイーツ好き垂涎の話題作で抹茶ミルクレープが重宝された理由
―そうですね。監督のその言葉に、救われる人もいると思います。
監督誰かを悼む気持ちが消えることはないので、そう思いながら先を見据えることはつらいかもしれませんが、この映画を観た方々には、希望も感じてほしいと思っています。大切な人が自分を誇らしく思ってくれるような何かをしたり、前に向かって行くことも必要なんだと、あるいは進んでいくべきなんだと感じてもらえたらうれしいです。
いまに見合った作品を作り続けたい
―とても大切なことだと思います。それでは最後に、仕事をするうえで貫いていきたいことがあれば教えてください。
監督女性監督が前よりも増えてきたとはいえ、いまでも決して簡単なことではありません。特に今回はイギリスで作ったこともあり、私は自分が英国人ではないという意味での挑戦もありました。
ただ、この作品の現場には世界中から集まった人々が参加してくれていて、本当に多種多様な肌の色、文化、言葉、考え方などがそこにあったので、自分だけが外国人だと思うことはありませんでした。
いろんな国籍の方がいたおかげで、たくさんの色彩を持った作品にもなったと思います。そんなふうに私たちが生きている社会というのは、すごく多国籍なので、これからもそういった多様性は大事にしていきたいなと。