くらし情報『「懐かしいな、この狭さって(笑)」 真木よう子が映画『海よりもまだ深く』を語る』

2016年5月24日 08:00

「懐かしいな、この狭さって(笑)」 真木よう子が映画『海よりもまだ深く』を語る

良多の母、響子の義理の母にあたる淑子を演じたのは樹木希林さん。

「樹木さんが何気なくおっしゃるセリフがすごく良くて。“普通の人は海よりも深く人を愛したことなんてないけど、それでも生きていくのよ”とか。そうだな、そうやって生きていくのかなと、グサッときて…」

ある日、団地で気ままな一人暮らしをする淑子の家に、良多、響子、息子の真悟の3人が偶然集まり、その晩は台風のために帰れなくなる。元家族は一夜を過ごし、夜が明けて台風が去った後、再びそれぞれの生活へと戻っていく。台風の翌朝に、芝生がキレイになった団地を歩く風景は、団地の物語を撮りたいと思った是枝監督の中に最初に浮かんだものだという。ロケ地は是枝監督がかつて暮らした団地。その記憶は、真木さんにも懐かしく重なった。


「是枝さんの実家があった団地と、私が子供の頃に暮らした団地がすごく似ていて、私も実家に帰ったような気持ちになりました。懐かしいな、この狭さって(笑)。響子という役は、複雑な状況におかれていて、元旦那、元旦那のお母さん、元旦那のことを否定する今の恋人など、人との距離の取り方が難しいところもありましたけど、団地という空間に助けられたような気がします」

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