俳優の濱正悟、兵頭功海が、9月17日スタートのTBSドラマストリーム『毒恋~毒もすぎれば恋となる~』(毎週火曜後11:56)の新キャスト4人が発表された。ドラマの原作は、牧野圭祐氏が書き下ろす同名小説。天才弁護士・志波令真は、大学在籍中に司法試験を最高得点でクリアし、大手法律事務所の最年少共同パートナーとなる。数多の大手クライアントの法律顧問として重宝されている。ある日、志波はバーで謎の天才詐欺師・ハルトと出会う。有能な仕事のパートナーを探していた志波に「相棒になってあげてもいいよ」と誘うハルト。他人になりすますハルトの才能を買い、志波はハルトを自宅で“飼う”ことに。絶対秘密のパートナーとの共同生活が始まる。甘え上手でどんな危険な目に遭おうと飼い主のために尽くすハルトに、恋愛初心者の志波は次第に“毒”され、ついに“恋”に落ちる…。志波が働く「オラクルム法律事務所」の同僚・風間公太郎(かざま・こうたろう)役を、『M-1グランプリ』準優勝の経歴を持ち、料理の腕前や映画評論なども注目されマルチに活躍中のこがけんが演じる。プライドの高い志波が「自分の次に優秀」と認めるほど優秀な風間だが、出世競争には無関心で、信念と正義を貫く人権派弁護士。また、同性の恋人がいるゲイであり、恋愛初心者で友人がいない志波にとって公私共に良き相談相手かつ良き理解者である。志波と風間の行きつけのバー「Poisonous Tree」のバーテンダー・沙樹(さき)役には、日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』(23年)や『忍びの家 House of Ninjas』(24年/Netflix)、『ガンニバル』(22年/Disney+)などに出演する実力派俳優・河井青葉が決定。志波と風間の会話に鋭い突っ込みを入れ、ドラマにアクセントを加える。また、「オラクルム法律事務所」の所長・岩峰(いわみね)役には、現在放送中の金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』や、北野武監督映画『首』(23年)などに出演する名バイプレーヤー・中村育二。99人もの相棒を辞めさせてしまった志波に、「100人目は、納得出来るやつを自分で見つけてこい」と厳しいプレッシャーをかけながらも成長を見守る部下思いな上司だ。さらに、TBSドラマストリームへの出演は『さっちゃん、僕は。』に続いて2度目となるのせりんが、物語のキーとなる青年・ユウを演じる。ユウは、ハルトを「ハルにい(兄)」と慕う複雑な家庭環境の青年。また、重要な局面で志波の手助けをし、志波がハルトの過去を知る上で欠かせない役どころだ。さらに深みを増したのせりんの演技に注目だ。■コメント<こがけん>まず、決まった役が、主人公の志波の相談相手という、まぁまぁ重要な役であることにオーマイガーでした! 風間は実力ある弁護士であり同性愛者です。同性に惹かれる志波への理解者でもあるので、彼ならどう寄り添えるのか考えながら演じたいです。皆さん是非観てくださいね~!!!<河井青葉>「Poisonous Tree」のバーテンダーを演じております河井青葉です。お店に来てくれる志波さんやハルトくん、風間さんの、ここでしか見られない表情をカウンター越しの特等席で見られるのが楽しみです。撮影ではグラスの中身はノンアルコールですが、みなさんが気持ちよく酔えるようにリラックス出来る空間になればいいなと思っています。楽しんでいただけたら幸いです。<中村育二>このお話をいただいて最初に考えたのは“描かれた世界を穢さないこと”でした。根底にあるのが多様性に包まれた人間の愛だからです。部下の志波とは仕事以外で対峙することはありませんが、岩峰と志波、2人の間にある心の通った信頼関係を表すことができればと思っています。法廷での緊張感あるやり取り、志波とハルトの恋の行方等々、一粒で二度も三度も美味しいこの物語を多くの方々に楽しんでいただければ幸いです。<のせりん>今作品に出演できてとてもうれしいです。初めて演じる役柄なのでとてもドキドキわくわくそわそわしています。楽しみです! 赤髪どうでしょう? 人生初の赤髪にも注目してください!(笑)。ユウは所々出てくるのですが、ユウがどんな行動をするのかにも是非とも注目してみてください! よろしくお願いします!
2024年09月03日大泉洋主演ドラマ「終りに見た街」にて、吉田羊、堤真一、神木隆之介、西田敏行、橋爪功ら新たな出演者12人が発表された。令和を生きる家族が、昭和19年にタイムスリップしてしまう本作。過去に2度ドラマ化された山田太一の「終りに見た街」が、宮藤官九郎脚本で令和版としてよみがえる。大泉演じる脚本家・田宮太一は、東京郊外で何不自由なくありふれた日常を暮らす男。しかし、タイムスリップした先、太平洋戦争まっただ中の時代を生きることになってしまう。そんな太一の妻・田宮ひかりを、大泉とは「ラストマン-全盲の捜査官-」で共演した吉田羊、太一とひかりの娘・田宮信子を當真あみ、息子・田宮稔を子役・今泉雄土哉、唯一の戦争体験者である太一の母親・田宮清子を三田佳子が演じる。田宮一家と時同じくして過去の世界に迷い込んだ、太一の父の戦友の甥・小島敏夫役を堤真一。敏夫と一緒にタイムスリップした息子・小島新也を奥智哉が演じる。一方、現代において太一が仕事でお世話になっているプロデューサー・寺本真臣役は勝地涼が務める。さらに、令和の時代、ひかりのパート先であるドッグウェア専門店のオーナー・五十嵐役で神木隆之介。太一が脚本を手掛けたドラマの出演者である先輩俳優役で田辺誠一、後輩俳優役で塚本高史が出演。太一と敏夫が食糧難の中でほどこしを乞う農夫役で西田敏行、タイムスリップした直後の太一に激しく詰め寄る昭和の老人役で橋爪功が特別出演する。大泉との共演に吉田は、「大泉さんの存在は安心感がとてつもなくありました。何をやっても受けてくださるし、もちろん洋さんの方から発信してくださるアイデアもあって。実際に洋さんが現場で提案されたことが採用されてシーンに風穴が開いたり、深まったり、広がったりということが幾度となくあったので、座長としても、そしてお人柄も本当に心から尊敬している、その気持ちを新たに抱いた現場でした」とふり返る。また、「まさに今、世界で戦争が起こっている時代だからこそ、やる意味がある作品かなと思います」「宮藤さんならではのユーモアと現代の感覚を持ったリアリティが重なることで、若い方にも身近に感じていただけると思います。なので、このドラマをきっかけにより自分事として戦争をとらえて、できればご家族で話し合いの時間をもって『これはどう思う?』など、戦争について考えを深めていただきたいなと思います」と呼びかけた。また堤も「僕らが若いころは、毎年夏になって終戦の日である8月15日が近づくと、各局で終戦や戦争関連の作品が放送されてきましたが、昨今はどこかその空気が薄くなってきていて、特に若い人にとっては『そんな大昔の話は知らん』という気持ちになっている人もいたと思うんです。でも、そういうことから離れてきている時代にこそ、宮藤くんの脚本ならではの軽快さとドラマとしての面白さと最終的にきちんと“戦争の悲惨さ”を訴えていくというのはとても意義のあることだと思うので、宮藤くんが書いたことはとても大きいと思います」とコメントしている。テレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「終りに見た街」は9月21日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年08月15日MEGUMI、前野朋哉、橋爪功らが出演する映画『蔵のある街』にて、フィギュアスケーター・高橋大輔が俳優に挑戦することが分かった。倉敷に住む男子高生・難波蒼はある日、幼なじみ・白神紅子の自閉症スペクトラム障がいの兄が、神社の大木に登って大騒ぎを起こしていたところへ行き合わせる。紅子の兄は、幻の花火を見て騒いでいた。「俺が本物の花火を打ち上げてやるから降りてこい!」と言って騒動をおさめたが、紅子は涙を流しながら怒る。「自閉症の兄だから、できもしない約束でごまかした。兄は約束を忘れないから、毎日傷つく」。紅子に密かな思いを寄せていた蒼は、約束を守って花火を上げようとするが、どうしたらいいのかわからない。 実は、紅子にとって花火は特別な意味があった。軽口が本気になり、本気が苦い挫折を生み出し、挫折の中で再び立ち上がる――。本作は、山田洋次作品の多くで脚本・助監督を務めてきた平松恵美子監督が、地元・岡山県倉敷市を舞台に、高校生たちが花火の打ち上げに奔走する姿を描く物語。コロナ禍から生まれた企画となっており、倉敷市でもサプライズ花火が上げられ、その花火を上げた有志の一人が、平松監督の幼なじみであったことから、映画の着想を得て本作のストーリーができあがっていったそう。キャストには、女子高生・紅子の母親であり物語のキーパーソンでもある芸術家役でMEGUMIさん、紅子の自閉症スペクトラム障がいの兄役で堀家一希、高校生のたまり場ジャズ喫茶のマスター役で前野さん、紅子を見守り、時に背中を押す美術教師役でミズモトカナコという、倉敷・岡山出身の俳優たちが監督の出演依頼を快諾。そのほか、櫻井健人、長尾卓磨、平松組常連メンバーとして田中壮太郎、陽月華、北山雅康。橋爪さん、林家正蔵が作品に深い奥行きと広がりを与える。MEGUMIMEGUMIさんは「私の大切な故郷、岡山での映画作品に参加させて頂ける事に心踊っています。特別な想いを馳せながら、撮影を楽しみたいと思っています」と意気込み、前野さんも「これから映像化するにあたり、主人公たち高校生があの街を走り、語り、悩み、心を振るわせるのが楽しみでなりません。きっと、素敵な作品になると思います。僕も『希望』を持って取り組みたいと思います」と語る。前野朋哉正蔵さんは「東京の下町に生れ育った私は豊かな自然に恵まれた岡山、倉敷には落語の公演で何度も伺いながらゆっくりと街を巡ることがなかったのですが台本を読み返すたび倉敷のすばらしさにふれた気持ちになります」と物語の印象を述べ、橋爪さんは「すべてを平松監督にゆだねます」と一言、コメントしている。橋爪功そして今回、倉敷市出身の高橋さんの出演が明らかに。蒼たちの相談相手となる美術館の学芸員を演じる。高橋さんは「不安も多々ありますが、新しい自分を発見できるチャンスと捉え、出演させていただくことを決意しました。そしてなにより、僕のルーツである『倉敷』が舞台ということで、とてもご縁を感じております」とコメントを寄せている。高橋大輔なお、オーディションで主役の座を勝ち取った蒼と紅子は7月発表。撮影は7月下旬から8月にかけて全編倉敷市内にて行われる。『蔵のある街』は2025年夏公開予定。(シネマカフェ編集部)
2024年06月17日リーディングシアター『GOTT 神』が、2024年10月11日(金) から14日(月・祝) に東京・パルテノン多摩 大ホールで上演されることが決定した。『GOTT 神』は、処女作『犯罪』で鮮烈な作家デビューを果たした弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハの最新戯曲。演出は、ミュージカルからストレートプレイまで様々な作品を意欲的に創作している石丸さち子が手がける。『犯罪』『罪悪』『テロ』などシーラッハ作品に数多く出演してきた橋爪功が、自死を望む老人の弁護人として、『テロ』と同じビーグラー役を演じる。また本作は、倫理委員会主催の討論会に各界の参考人たちが集まり、自死や医師によるその幇助を巡っての是非を討論をする形式となっており、進行役の倫理委員会委員長役を三浦涼介、若き倫理委員会委員で、様々な角度から識者に質問を投げかけるケラー役を岡本圭人が務める。さらに神学の立場から死を語る司教ティール役で浅野雅博、法律家の立場から死を顧みる参考人のリッテン役で石井一彰、眼科医ブラント役で玉置孝匡、医師たるもの死を幇助することは許されないと主張するドイツ連邦医師会の執行役シュぺアリング役で瑞木健太郎、そして、心身共に健康体でありながら妻が亡くなってしまった現在の世界を受け入れられずに、自死の幇助を医師に求める老人リヒャルト・ゲルトナー役で山路和弘が出演する。本作でも『テロ』と同様、1幕と2幕の間の休憩時間には、演じられたその討論を見聞きした観客による投票が行われる。■石丸さち子 コメント舞台は、独倫理委員会主催の会議の場。公開の討論会が行われます。議題は、ゲルトナー氏の訴えに端を発します。妻を喪い、死を選びたい彼に、医師は致死量の薬品を処方できるか否か、処方すべきか否か。討論しあうのは、医師、法学者、医師会役員、カトリック教会の司教、そして、ゲルトナーの弁護士、ビーグラー。日本では「安楽死」と呼んで一様に語られることが多いのですが、この討論では、自殺幇助、嘱託殺人、延命措置の中止による消極的臨死介助、死に至る薬を処方する積極的臨死介助、と、高齢者の命の価値、と、様々な観点から語られていきます。……いかめしい漢字ばかり並んでしまいますが、どれもとても身近だと思えます。スイスの臨死介助組織に、自らを託す方々のニュースを御覧になって皆様、どう感じられたでしょう?自らの人生の幕引きを決定する自由意志、命の選択権は、誰にあるのでしょう?ここから、討論は、タイトルになる「神」の意志についてに移行していきます。死について語ることは、どう生きるかについて語ること。そして、他者の人生にどう向き合うかを語ること。劇場では、この公開討論を聞いた上で、実際にお客さまに意見の投票をしていただきます。橋爪功さんを中心に、今を生きる様々な年代の素晴らしい俳優陣と、この作品を読み解いていけることを、僥倖と感じています。<公演情報>リーディングシアター『GOTT 神』作:フェルディナント・フォン・シーラッハ翻訳:酒寄進一(2023年 東京創元社「神」)演出:石丸さち子【出演】橋爪功三浦涼介岡本圭人浅野雅博石井一彰玉置孝匡瑞木健太郎山路和弘日程:2024年10月11日(金)~14日(月・祝)会場:東京・パルテノン多摩 大ホール公式サイト:
2024年04月25日出演者の撮影現場からのコメントが聞ける、大河ドラマ「光る君へ」の“君かたり”。今回は、町田啓太、橋爪淳、野村麻純の3名の映像が公開された。吉高由里子主演で贈る本作は、「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描く物語。今回、公式サイトにて公開された「君かたり」では、藤原公任役の町田さんは、父・頼忠について「すごく特別な存在」だと話し、「人からどう見られているかなんて特に関係ないというか、自慢のというか尊敬している父だったんじゃないかな」と語る。また、頼忠役の橋爪さんとの共演については「持っている雰囲気が本当に美しいくらい優しいので、もう大好きですね」「自分のダメなところを全部見透かされている、菩薩みたいなオーラが…」と印象も明かし、「もっとやりたかった」とふり返った。一方、橋爪さんは、息子に託すシーンをふり返り、「私が死んだあと、いつまでも私のことを頼りにしているようではダメだぞ、もうちょっと強くなりなさいっていうことを言いたかった」と話す。また映像では、町田さんがシーンを撮っていて気付いたというエピソードも聞くことができる。また、愛情に飢え、一風変わっているまひろの友人・さわ役の野村さんは、「誰に対しても真正面からぶつかっていけるというのは、ある意味羨ましい」と人物について話し、まひろについては「一番の味方でありたいと思いながら、一番の味方でいてほしいんだな」「友情だけど一種の恋の駆け引きみたいな」と関係性についても述べている。▼第12回「思いの果て」道長(柄本佑)の妾になることを断ったまひろ(吉高由里子)。為時(岸谷五朗)が官職に復帰する目途もなく、生計を立てるためにまひろの婿を探すことを宣孝(佐々木蔵之介)が提案する。その頃、まひろと決別した道長(柄本佑)はかねてから持ち上がっていた倫子(黒木華)との縁談を進めるよう兼家(段田安則)に話す。一方、姉の詮子(吉田羊)は、藤原家との因縁が深い明子(瀧内公美)と道長の縁談を進めようと図るが…。大河ドラマ「光る君へ」は毎週日曜日20時~NHK総合(再放送 翌週土曜13時5分)、毎週日曜日18時~BS・BSP4K、毎週日曜日12時15分~BSP4Kにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月24日高橋一生が主演する「ブラック・ジャック」に、井之脇海、早乙女太一、宇野祥平、山中崇、橋爪功が出演することが分かった。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描きながら、《医療の在り方》や《人の生き方》に深いメスを入れてきた手塚治虫の医療漫画「ブラック・ジャック」。連載開始50周年記念を迎えたこの名作を、高橋一生主演で24年ぶりにテレビドラマ化。この度第2弾キャストが発表され、作品にさらなる深みを与えてくれること必至の頼もしいキャストたちの面々が明らかとなった。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)や「義母と娘のブルース」(2018年ほか)などでも話題を呼んだ井之脇海をはじめ、自らが座長を務める劇団朱雀をはじめ劇団☆新感線などの舞台や、「六本木クラス」(2022年)ほか数々の映像作品で無類の存在感を放ち続ける早乙女太一、これまで170本以上の映画に出演し、朝ドラ「ブギウギ」(2023~2024年)にも出演した宇野祥平、大ヒットドラマ「VIVANT」(2023年)のアリ役も大反響を呼んだ山中崇が顔を揃えた。さらに、主演の高橋さんと互いにリスペクトし合う名優・橋爪功の出演も決定。舞台共演を経て、2023年放送のテレビ朝日系・土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」では、念願のドラマ共演が実現している。4月13日(土)からはその続編となる「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」もスタートするなど、密な交流を続けている高橋さんと橋爪さんが、「ブラック・ジャック」ではどんな掛け合いを見せてくれるのか、注目だ。また、劇中には手塚漫画には欠かせないキャラクター「ヒョウタンツギ」が登場することも明かされた。「ブラック・ジャック」はもちろん、様々な手塚作品に登場し、名バイプレーヤーとしてその名を馳せてきたヒョウタンツギ。この謎キャラは今回、どのようにひょっこり姿を現すのか。「ブラック・ジャック」ファン、そして手塚漫画ファンは見逃せない実写出演となりそうだ。テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」は6月30日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月21日高橋一生、橋爪功、本田翼が出演し、昨年放送されたドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が、今春、「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」として帰って来ることが決定した。地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台に、この世を去った四代目の父・望月航(橋爪さん)が、なぜかその後、幽霊となって跡を継ぐ息子・望月星太郎(高橋さん)の前に現れる。そこに、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかり(本田さん)がやってきたことで、男と女、そして幽霊という、奇妙な共同生活が開始。航が幽霊となって現れた真の目的や、星太郎とひかりとの関係性の行方などが、時にミステリアスに、時にエモーショナルに描かれた。今回の舞台は、前作から1年後。星太郎もひかりもあわただしい日々を送っていた昨年の夏だが、それ以降、ある理由から、航から継いだはずの星太郎は自堕落に過ごして自室に引きこもり、望月煙火店は開店休業状態に。星太郎をよそに、ひかりは他店を手伝い、花火職人としての技術をより磨いていたが、そんな最中、2人の前に久しぶりに航が現れる。星太郎と航の口げんかがきっかけとなって、廃業の危機に。そんなピンチに直面する望月煙火店に、突然、謎の女性・野口ふみかが訪れる。彼女は星太郎に弟子入り志願をするばかりか、唐突にプロポーズをし、独身花火師×女性2人、再び現れた父の幽霊と、ひとつ屋根の下で暮らすことに。そんな野口ふみかを演じるのは、「大病院占拠」「新空港占拠」に出演した宮本茉由。脚本は、前作に続いて橋部敦子が手掛ける。キャストコメント・高橋一生『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』の続編のお話をいただき、「ありがとうございます」という気持ちになりました。というのも、前作の最後に望月煙火店のセットを崩す際、ほとんどの皆さんがセットの中で写真を撮っていて。思い入れを持って、作品を作ってくださっていたんだなと痛感したんです。スタッフの皆さんが作品を愛してくれているということが分かっていたので、またあの場所に戻れるのは、素直に嬉しかったですね。橋部敦子さんの脚本には、引き続き今回も何気ない日常の中にある《生きる意味》のようなものが書き込まれています。それを着実に拾いながらも、いかに、何でもないように見せるかという芝居を再度、ヅメさん(橋爪)、本田さんとできるということも楽しみで、喜びを感じます。また、そんな3人の関係性に、今回から宮本茉由さんが演じられる野口ふみかという女性が加わります。宮本さんとは『東京独身男子』(2019年/テレビ朝日系)、『竜の道二つの顔の復讐者』(2020年/関西テレビ・フジテレビ系)以来の共演となりますが、ある程度、完成された3人の関係の中に入ってこられるわけですから大変だと思います。ですので、ヅメさん、本田さんには、くれぐれも失礼のないように!と、強く言っておきたいと思っています(笑)。何気ない日常がいかにかけがえのないものなのかということを、前作ではとても大事に描いていたと思います。なんでもない一日が、後になってとても大事に感じられる…。そういった空気感や、失われつつある《日本の原風景》を感じながら、楽しんでいただければと思います。地方都市のある花火店の日常をこっそり覗いている感じで、肩ひじ張らずにクスッと笑っていただければ嬉しいです。・橋爪功最初に今回の話を聞いた時は「またか…」って感じでした(笑)。また一生、翼と一緒に演技する…どこか、同窓会みたいなものも感じます。同窓っていうと、若い2人からは怒られるかもしれませんが(笑)。今作も、好テンポのセリフ劇となりそうです。僕も、そのテンポを壊さないように、頑張ってセリフを覚えなきゃと思っています。今回から、宮本さんが加わりますが、なるべく早く慣れていただければいいですね。翼も最初は緊張で楽屋に近づきもしなかったし(笑)。僕も一生も不愛想なんでね。初対面で嫌われないようにしないと(笑)。今回も前作と同様、すべてを一生に任せます。そうすれば、間違いないと思っているので。いい緊張感を持って臨もうと思っておりますので、視聴者の皆さんには、またお付き合いいただければと思います。今回も、航のミニコーナーはあるのでしょうか?そちらもお楽しみに。・本田翼前作を撮っている時から、「もし続編があったらどうする?」という会話は、高橋さん、橋爪さんとしていたんです。でも、本当に戻ってこれるとは思っていませんでした(笑)。前回の現場はアットホームで、学ぶこともすごく多かったので今回もとても有意義な時間になりそうで、ワクワクしています!さらに、宮本さんが演じられるふみかちゃんの存在も大きいですよね。望月煙火店の3人をいい意味でかき乱して、今までになかった価値観をぶつけてくださると思うので、物語にさらに奥行きが出そうです。前作の撮影で学んだことは《失敗を恐れるな》!今回も会話劇の応酬が見どころのひとつですが、前作よりもさらに《日常会話》に近いと感じているので、私にとっても新たな挑戦となりそうです。失敗を恐れずに臨みたいと思います!前作にもあった、温かい雰囲気やクスッと笑える展開に加えて、新たなスパイスも入り、より楽しめる内容になっていると思いますので、ぜひご覧ください!・宮本茉由前作を拝見していて、お三方のセリフ回しのテンポ感がすごいなと思っていました。今回、その関係性の中に入れていただけるということで、喜びよりも先に緊張感と不安感が押し寄せてきました。台本をいただいて読み込むことで、演じる野口ふみかのイメージを私の中で広げていったのですが、衣装合わせや監督とのお話の中で、また、どんどんふみかの印象が変わることがあって。今は、彼女の持つ背景なども加味しながら、役を膨らませていく作業にワクワクしています。現場の空気感や、ポイントとなるようなセリフを意識しながら丁寧に演じられればと思っています。ほっこりとしながらも、登場人物それぞれの人生のドラマもしっかりと描かれていて、大好きな作品でした。そんな中に、野口ふみかというちょっと奇抜な、でも、芯をしっかりと持った女の子の役で出演できて光栄です。作品に新たな風を吹かせられるよう、頑張ります!土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」は4月13日より毎週土曜日23時30分~テレビ朝日系にて放送。※初回1時間SP23時~(シネマカフェ編集部)
2024年03月06日185cmの長身と端正な顔立ちで人気急上昇中の俳優・兵頭功海さんが、春のムード漂う「花びらメイク」をまとってくれた。その姿はまさに、視線を惹きつけずにいられない花のようにたおやか。咲き誇る花々にインスパイアされた春の花びらメイクを先取り!「鏡で見た瞬間、アイメイクのオレンジ色がインパクトがあって、パッと目に飛び込んできました。でもニュアンスカラーの衣装と合わせて全身を見ると、メイクも含めて春の風のようにさわやかで美しくて。普段は古着や’50年代テイストの洋服を着ているから新鮮で、撮影中はすごくテンションが上がりました。これで表参道で買い物したり、カフェに行ったら似合いそう。あ、でも母に会ったら、“どうした、かつ(兵頭さんの愛称)!?”ってびっくりされそうですけど(笑)」人懐っこい笑顔でそう語る兵頭さんは、もともとトラブルレスの肌の持ち主。スキンケアに目覚めたのは、去年出演したドラマ『下剋上球児』がきっかけだった。「撮影時、初めて肌あれしてしまって。部分的にカバーしてもらっていましたが、球児役の俳優は基本ノーメイクだったんですよ。でも、屋外での撮影がメインなので肌にとっては過酷で、日焼けも肌あれも止まらなくて…。それまでは日焼け止めすらつけたことがなかったんですが、パックをしたり美容液をつけたりとスキンケアをするようになりました。今後はノーメイクで作品に出られるくらいの美肌を目指したいですね」Makeup PointA、光をちりばめたようなゴールデンブラウンのアイシャドウ。M・A・C スモール アイシャドウ ソバ¥3,300(M・A・C TEL:0120・950113)B、鮮やかなオレンジのペンシルタイプのアイライナー。リキッドアイライナーのようになめらかな描き心地で、狙ったラインが自由自在に引ける。オサジ ニュアンス レゾナンス アイライナー 02¥3,190(OSAJI TEL:0120・977・948)C、華やかな春のメイクを引き立てるトープカラー。ひとはけでシアーに、重ね塗りして見たままの発色が楽しめる。RMK ネイルラッカー EX‐15¥2,200 限定販売(RMK Division TEL:0120・988・271)EYE:Aをブラシでアイホールと下まぶたに軽くのせ、ほのかに陰影感をプラス。Bのアイライナーは鮮やかな発色なので狭い範囲に使うのがコツ。上下のまぶたのキワに引き、グラフィカルなラインにならないよう付属のチップでぼかしてなじませて。NAIL:Cのネイルは1度塗りに。シアーなトープカラーをニュアンス程度に指先にのせることで、透明感のある手元に。「ネイルは初めてだけど所作まで美しくなれそうです」(兵頭さん)My Beauty Rules1、水は1日2Lを目標に飲む。「ニキビができてしまった時に、乾燥も一因と教えてもらったんです。水を飲んで内側から潤すのがいいと聞いて、1日2Lを目標に飲んでいます。以前は起きた瞬間からつっぱって乾燥していた肌でしたが、水を飲むようになってニキビも乾燥肌も改善しました」2、野菜をたくさん食べる。「体に気を遣っていることもあるんですけど、野菜が好きになって。得意料理は、玉ねぎやピーマンなどいろんな野菜をみじん切りにしてじっくり炒め、野菜の水分だけで作る無水カレー。大量に作って保存していますが、仕事で忙しい時にも重宝しています」3、オフの前日はサウナへ。「去年3月からサウナにハマってます。友人に誘われて行ったら、1回で見事にととのって!いろいろ行きましたが、目の前に海があるサウナは最高でしたね。サウナ後は毎回ぐっすり眠れるので、オフの前日に行くことが多いですが、早起きできて気分も最高です」ひょうどう・かつみ1998年4月15日生まれ、福岡県出身。俳優。3/1全国公開の主演映画『18歳のおとなたち』など、待機作が多数控えている。ファースト写真集『かつ』(ワニブックス)が発売中。ジャケット¥58,300ベージュのシャツ¥66,000パンツ42,900(以上アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・500・990)イヤーカフ、上¥14,080下¥18,700ネックレス、パール¥28,380チェーン¥23,980リング¥19,580(以上ノウハウ/ノウハウ ジュエリー TEL:03・6892・0178)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年2月7日号より。写真・Nae.Jayスタイリスト・鴇田晋也ヘア&メイク・KATO(TRON)取材、文・岡井美絹子
2024年02月04日俳優の兵頭功海が17日、都内で行われたファースト写真集『かつ』発売を記念した囲み取材に出席。この日最終回を迎えるTBS系日曜劇場『下剋上球児』について「間違いなく僕の人生を変えてくれた作品」と語っていた。『下剋上球児』にて、越山高校の根室知廣役で出演している兵頭。準決勝の星葉高校戦では先発投手として好投し注目度も増している。兵頭は「間違いなく僕の人生を変えてくれた作品になっています」としみじみ述べ、「僕が高校3年までやってきた野球が、ここまでお仕事に活かせたことはなかったし、日曜劇場といえば、俳優からしたら憧れのドラマ枠。しかも高校生のとき目指していた甲子園を題材にした話。僕がやってきたことが繋がり、これからの僕を少し変えてくれる作品になったと思います」と強い視線で語る。俳優デビューから5年の歳月が流れた。兵頭は「一歩ずつ進めた5年間だと思います」と語ると「戦隊作品(『騎士竜戦隊リュウソウジャー』)に出演させていただきましたが、その後悩んだ時期もありました。それでもこういう仕事をしたいと地道にやってきたことで、こうして日曜劇場という地上波の大きなステージに出演することができました」とこれまでを振り返る。今後の5年についての目標を聞かれると「『下剋上球児』で、鈴木亮平さんなど、第一線級で活躍されている方々とご一緒できました。30歳までにはまた日曜劇場に帰ってきたいですし、地上波のゴールデンと言われるドラマで主演を張れるような俳優になりたいです」と抱負を述べていた。写真集は、2021年から約2年間をかけ、さまざまな表情を追った撮り下ろし写真をはじめ、故郷・福岡へのプライベート旅、初めて語るエピソード満載のロングインタビューなど盛りだくさんの内容になっている。兵頭は「この写真集は、出せるかどうか分からない状態で、25歳になったら出したいという思いで2年前の冬から撮っていたものなんです」と語り、「『下剋上球児』をはじめ、少しずつ自分のことを知ってもらい、発売することができてホッとしています」と笑顔を見せる。タイトルの「かつ」について「僕は功海(かつみ)というのですが、周囲から“かつ”と呼ばれることが多かったんです」と自身の名前にかかっていることを明かすと「もう一つ、俳優“かつ”兵頭功海という、俳優の僕と、プライベートな僕の両方が写し出されている意味、さらにこれからの俳優業をしっかり“勝っていく”という意味が込められています」と説明。「写真集を発売できたことは自信になりました」と語った兵頭。「やりたいと思ったことはやってみるものだな」と感慨深い表情を浮かべると「出来は120点です」と自信をのぞかせていた。
2023年12月17日鈴木亮平主演「下剋上球児」第2話が10月22日放送。鈴木さん演じる南雲と兵頭功海演じる根室とのグローブをめぐるやり取りに「いつか誰かに返すよ根室くんは」「グッときて泣いてしまった…」など、感動の声が続々とSNSに寄せられている。本作は高校野球を通し現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。大学まで野球一筋だったが怪我をきっかけに引退、大学中退後スポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学して教師になった南雲脩司を鈴木さんが演じ、2年ぶりに日曜劇場で主演を務める。大学卒業後、横浜の強豪私立高校で教師として働き、その後三重県立越山(えつざん)高校に赴任してきた山住香南子に黒木華。越山高校野球部の主将・日沖誠に菅生新樹。誠の弟で今は野球から離れた日沖壮磨に小林虎之介。名門クラブチーム元エースだが学力不足で星葉高校に入学できず、越山高校に入った犬塚翔に中沢元紀。真面目で臆病な性格で、家が遠いためフェリーと電車で通学している根室知廣に兵頭功海。試合ではやる気を出す性格の野原舜に奥野壮。南雲と再婚して妻となった南雲美香に井川遥。越山高校野球部の前監督に生瀬勝久。孫の翔を溺愛する犬塚樹生に小日向文世。越山高校の校長・丹羽慎吾に小泉孝太郎。南雲の高校時代の恩師で星葉高校の野球部監督・賀門英助に松平健といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。夏の大会までの3か月間限定で野球部監督に就任した南雲だが、部員に野球を楽しんでもらいたいと考える彼と、強豪校にいた頃の感覚で“勝つための野球”を目指す香南子とは意見が合わない。一方、1年生の根室は野球を続けることで姉の柚希(山下美月)に迷惑がかかると悩み、学校を休みがちになっていた。そんななか賀門率いる星葉高校の1年生と練習試合が組まれ、大差をつけられたものの、根室の好投や俊足の久我原(橘優輝)らの活躍が光り、賀門から「強くなるぞ、あいつら」と評価を受ける…というのが今回の物語。再会した賀門から「昔の知り合いと疎遠になろうとしてないか」と指摘された南雲。南雲は香南子を呼び出すと、野球部監督を辞めると言い出し、そこからこれまで隠してきた“過去”を告白する…それは“無免許で教員をしてきた”という衝撃的なものだった。教員免許を取ったものの単位が足りず、大学を卒業できなかった南雲は、教員免許や卒業証明を偽造し教師をしてきたのだという。南雲の告白に香南子は「それは犯罪では…」と言葉を絞り出す。視聴者からも「南雲先生の秘密が私の想像の斜め上だった!」「南雲先生の秘密マジかー!!教員免許の偽造って本当に犯罪じゃん」などの声が集まる。また家にお金がないこともあり、中学時代の軟式野球のグローブを使っていた根室に南雲は自分が使っていた硬式のグローブをプレゼントする。「何もお返しできないです」と話す根室に南雲は「大人になってから、誰かに何か返せばいいんだよ」と応える…。このシーンにも「南雲先生の言うとおり、大人になって、いつか別の誰かにペイ・フォワードでいいんだよ」「グローブもらうくだりこんなん泣いちゃうやろ。いつか誰かに返すよ根室くんは…!!!」「根室くんと先生のグローブのシーン、生徒の純粋さとか先生の親心みたいなものにグッときて泣いてしまった…」など、多くの感動の声が寄せられている。【第3話あらすじ】バッティングセンターで越山高校の生徒たちが地元の会社員に絡まれ、壮磨が相手の挑発に乗ったことで不可抗力ながら暴力事件へと発展してしまう。一方、南雲家では美香に以前勤めていた会社から1年間だけ復帰してくれないかと声がかかっていた。子どもたちを置いて東京には行けないと話す美香に、南雲は自分が教員免許を持っていないことを言い出せず…。「下剋上球児」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2023年10月23日東京・砧公園にある世田谷美術館では、館の収蔵品を中心に、彫刻家・土方久功(ひじかた・ひさかつ/1900-1977)と染色家・柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう/1922-)の多彩な作品を紹介する二人展を、9月9日(土)から11月5日(日)まで開催する。考古学や民族学への関心も背景として、1929年から10年以上にわたって南洋のパラオやサタワル島で暮らした土方は、現地の人々や風景を主題とした彫刻や絵画を制作すると同時に、周辺の島々の生活様式や儀礼、神話などの調査も行った。帰国後は世田谷区の自宅で制作を続け、木彫レリーフやブロンズ彫刻、水彩画を数多く残したほか、民族誌学的調査の成果をまとめた著書や詩集、絵本も出版した。一方、「民藝」の思想と芹沢銈介に影響を受けて染色の道を志した柚木は、身近な日常にある面白いものや楽しいことをアイデアの源として、大胆で力強い造形を行う作家だ。海外でメキシコの玩具などを目にした経験が、より自由な表現へと向かう契機となったという。型染による染色作品のほか、ガラス絵や版画、立体作品、絵本などにも取り組み、100歳を迎えた今も精力的な活動を続けている。直接の接点はないというふたりの芸術家だが、両者ともに多彩な表現の広がりを見せ、立体や平面、絵本まで幅広く創作を展開している芸術家であることから、今回の二人展となった。世田谷美術館の収蔵品に加え、ご遺族や作家自身の所蔵する作品と資料を加えて、ふたりの創造の世界を紹介する試みとなる。同展の見どころのひとつは、雑誌『母の友』(福音館書店)に寄せた土方の挿絵原画が初公開されること。また、南洋の島での体験について、土方自身が記した言葉が作品とともに紹介されるのも興味深いところだ。一方、柚木を紹介する章では、体感型の展示も目を引く。柚木が絵本の登場人物をもとにつくった表情豊かな指人形作品《町の人々》の展示が絵本の世界を体感させてくれる一方、旅先で集めた民芸品などを並べた空間は、柚木のアトリエを垣間見させてくれることだろう。多彩な展観を通して、ふたりの芸術家の創造の世界に親しみたい。<開催情報>『土方久功と柚木沙弥郎――熱き体験と創作の愉しみ』会期:2023年9月9日(土)~11月5日(日)会場:世田谷美術館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)料金:一般500円、65歳以上400円、大高400円、中小300円公式サイト:
2023年08月02日高橋一生と橋爪功、本田翼が共演した「6秒間の軌跡」最終回が3月18日放送。3人の会話劇に“終わり方”に「もっともっと見たい」などの声が多数寄せられているほか、意外な“終わり方”にも驚きの声が送られている。本作は「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉である向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を手がけ、世代を超え互いにリスペクトを送り合う高橋さんと橋爪さんの“2人で一緒にドラマをやりたい”という思いを実現させた作品となる。亡くなった先代で父親の航が幽霊となって現れるがそれは自分が作り出した幻覚で、本物の航の幽霊が現れ、自分の知らなかった父と母の秘密を明かされ、母の理代子と和解する望月星太郎を高橋さんが演じる。また望月煙火店の四代目で理代子と結婚し星太郎を授かるも離婚。その後理代子と“出会い直し”愛人関係を続けた星太郎の父・望月航を橋爪さんが。望月煙火店に住み込みで働きたいと現れ星太郎を変えていく女性で、霊が視える体質ゆえに、星太郎が作り出した航が本物の幽霊ではないと見抜いた水森ひかりを本田翼が。30年間星太郎とは会っていなかったが、航から星太郎の画像を見せられていたために再会した彼をすぐに抱きしめ、そして赤いマフラーをプレゼントした母の理代子を原田美枝子がそれぞれ演じた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。理代子と和解した星太郎を見て、航は「星太郎は本当に花火師で良かったのか」と、狭い世界しか見せてやれなかったことを後悔しているとひかりに吐露。一方、ひかりには友人からある連絡が入り、眠れない夜を過ごすことに。「悩んでるの?」と聞く星太郎にひかりは、元カレが事故で入院し弱気になって、私に会いたがってるからお見舞いに行けって友達が言ってくるがどう思うか?と質問。「会ってあげたほうがいいんじゃないの」と星太郎が答えると、ひかりは不機嫌になってしまう…というのが今回のストーリー。翌朝、ひかりは“お見舞いに行かなくていいって言って欲しかった”と星太郎に怒りをぶつける。すると星太郎は「言われなきゃわかんねえよ!」と言い返し、ニヤりと笑う。その後部屋に戻った星太郎は枕元に現れた航に、今まで女性に怒られると何も言えなかったことを告白したうえで、「でもさっき、言い返した、言い返してやった」と嬉しそうにほほ笑む…というのが最終回のストーリー。高橋さん、橋爪さん、本田さんの会話劇をメインに展開された本作に「たわいもない話なんだけど、この3人の会話が本当に面白い」「何気ないお茶の間会話が愛おしく思えた」「毎週この会話見たかったな」「望月親子の会話をもっともっと見たいよ…!」などの声が上がる。そしてラスト、本物の幽霊の航が消えたあと、縁側に座った星太郎を正面から撮っているカメラが引いていき、撮影に使用されたセットが映し出されていく。すると星太郎を演じていた高橋さんが立ち上がり歩き去っていく…。この終わり方にも「終わり方に気持ち全部持っていかれた。終わっちゃったんだなって実感がもの凄くて今もずっと泣きそう」「セットを映すエンディングも、空想だけどどこかにいる人の物語って感じが好きでした」「不思議な世界観に引き込まれどっぷり浸かった全10話」などといった感想が送られている。(笠緒)
2023年03月19日高橋一生と橋爪功、そして本田翼が加わった土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が、まだ寒さの残る夜の山梨県にて無事にクランクアップ。サプライズ花火も打ち上げられ、夜空を駆け巡った。星太郎(高橋さん)、航(橋爪さん)、ひかり(本田さん)の3人がそろって花火を打ち上げ、夜空を見上げるという、このドラマのハイライトとも呼べるエモーショナルなシーンとなった。全ての撮影を終えた高橋さん、橋爪さん、本田さんは安堵の表情。まずは、スタッフから花束を渡された本田さんが「お疲れさまでした!大先輩の高橋一生さん、橋爪功さんとご一緒にお芝居ができて、本当に楽しい現場でした、ありがとうございました!!」と語ると、橋爪さんが名残惜しそうに近づいて、なにやらアイコンタクト…。「そんな目で見ないでください(笑)」と本田さんが言うと現場に笑いが起こり、撮影で培ったチームワークの良さを改めて見せることに。続いて挨拶を促された橋爪さんは、「翼くんが喜んでくれてほっとしました(笑)。そして、一生さん、本当にありがとうございました!以上です!!」と語り、笑いの渦はさらに大きなものに!彼らとともにタフな撮影を駆け抜けたスタッフも皆が笑顔となった。そして、座長を務めた高橋さんは「思い返せば一昨年、プロデューサーさんと『コロナ禍でお祭りや花火が少なくなりましたね』とお話しさせていただいて…まさか、このような作品につながるとは思ってもいませんでした」と回想。「本来、花火というのは鎮魂のために始まったと聞きました。なんだか寂しかった、この2、3年が、少しでも報われるといいなと思いお芝居をしてきました」と、今作に込めた思いを改めて語った。また、高橋さんが「花火監修でご協力いただいた丸玉屋小勝煙火店の皆さんが喜んでくださったのが、僕としては本当に良かったと思っています。記憶に残る花火を作っていただきまして、心から感謝いたします」と労うと、もう1人の主役とも呼べる花火が、今作にとって最も重要であったことを演者、スタッフ全員が再認識。感謝の意を込めた大きな拍手が巻き起こった。さらに、手締めの代わりに丸玉屋小勝煙火店からの粋なプレゼントとして、今作らしい打ち上げ花火で締めることに!劇中で高橋さん、本田さんはスイッチをすでに押していたため、この日は橋爪さんが発射のスイッチを初体験。これには橋爪さんも思わず「やった!」と少年のような表情に。夜空に見事な花火が打ち上がり、クランクアップを彩った。物語もいよいよ佳境!星太郎と理代子がついに再会するも、まさかの事態に!?望月航・星太郎の、花火師親子の不思議な日常と、彼らと接して、影響を及ぼしていく女性・水森ひかりの心の成長を圧倒的な会話劇で描き出す、ひと筋縄ではいかない心温まるファンタジーである本作。第9話では、航(橋爪功)が別れた元妻で、9歳の自分を置いて家を出た母親・理代子(原田美枝子)と愛人関係を続けていたことを知った星太郎(高橋一生)が激昂。ひかり(本田翼)に共犯を持ちかけ、現在の理代子の夫に全てをぶちまける計画を立てるが、その計画は、誰もが予想だにしない方向に…!?やがて、理代子と約30年ぶりの再会をはたした星太郎だが、彼女の思わぬ行動に衝撃を受ける。いったい、星太郎の身に何が起こったのか?そして、理代子からいったい何が語られるのか、見逃せない。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」第9話は3月11日(土)23時30分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2023年03月10日高橋一生と橋爪功が共演する「6秒間の軌跡」の8話が3月4日放送。航と理代子の“真実”に「星太郎があまりに可哀想」といった反応とともに、高橋さんと橋爪さんの会話劇にも「間やらテンポも絶妙」「お二人やっぱり魅せるなぁ」など絶賛の声も送られている。本物の航の幽霊が現れたことで、今まで航の霊だと思っていた存在が自分の思い込みだと判った花火師の望月星太郎を高橋さんが演じるほか、星太郎の父親で「すまん」という言葉を遺し旅立ったが、幽霊として舞い戻ってきた望月航には橋爪さん。望月煙火店に住み込みで働いており、前回幽霊が視える体質だと告白した水森ひかりには本田翼といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回、星太郎は本物の航の幽霊から、航と母・理代子との“真実”を聞くことになる。星太郎が小学校に上がる頃、航の勧めで理代子は陶芸を始めるようになる。すると彼女はどんどんきれいになっていき、ある日急に別れてくれ、と航に告げたという。「俺にも悪いことがあるなら直す」と話す航だったが、理代子は「こっちの世界とあっちの世界を行き来してたけど、なんだかこっちに戻れなくなっちゃったみたいなの」と話し、航は「ただ受け入れるしかなかった」と当時を振り返る。離婚して5年が経ったある日、たまたま入った喫茶店で理代子と再会した星太郎は、ますますきれいになった彼女を見て「俺と一緒になったのが間違いだったんだなって思い知らされた」といい、「2人は出会い直した」と話す航。さらに話題は航と理代子のなれそめにも及び、理代子が花火大会のスポンサーの娘で、向こうの家族には結婚を反対されたが、彼女のために花火を上げて口説いたことも明かされた。そんな航の告白に星太郎は、9歳の時、理代子が出て行って寂しかったが、そのことを航に話してはいけないと思っていたことや、航についていったことで自分もまた母親を捨てたが、同時に航と暮らすことで「親父を騙してるみたいな罪悪感」を抱き続けてきたこと。結婚しなかったのも相手が、理代子のように目の前から消えてしまうかもと不安を抱いていたから…と告白する。この2人のやり取りに「航さん墓場まで持っていってくれたらよかったのにw星太郎があまりに可哀想だ~!」「今回ほど星太郎がひかりちゃんと暮らしてて良かった… と思った回はなかったなぁ。父と母のあんな話を聞いた後でひとりなのは辛すぎる」などの感想とともに、「ほぼほぼ高橋一生さんと橋爪功さん2人の会話劇だったけど、間やらテンポも絶妙でめっちゃ面白かった」「橋爪さんと会話劇、お二人やっぱり魅せるなぁ」と、両者の会話劇を堪能した視聴者からのコメントも。その頃ひかりは理代子のもとを訪れていた。帰宅したひかりに星太郎は理代子の夫に彼女と航との関係をバラそうと語り、“復讐計画”に協力するよう頼み込む。この星太郎の言葉には「星太郎が復讐したいって頭回ってない感じが虚しくて悲しい」「復讐ではなくちゃんと両者が和解出来ることを願います」「星太郎が母の呪縛から解放されるのかひかりちゃん頼み」といった反応が送られている。【第9話あらすじ】星太郎は現在の理代子の夫にすべてをぶちまける計画を立てる。理代子の営む喫茶店に出向いていたひかりは、陶芸家である夫の個展が開催されていることを知り、乗り込むタイミングはそこしかないと言うが、星太郎はなにかと理由をつけて渋り始める。やがて意を決した個展会場に出向くもなかなか店内に入ることができずにいた星太郎だが、理代子とばったりと遭遇し…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:00~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年03月05日高橋一生と橋爪功が親子役で共演するドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」に、原田美枝子が高橋さん演じる星太郎の母親役で登場することが分かった。本作は、花火師親子の不思議な日常と、彼らと接して影響を及ぼしていく女性の心の成長を、圧倒的な会話劇で描き出す一筋縄ではいかない心温まるファンタジードラマ。今夜放送の第8話では、航(橋爪さん)の別れた元妻で、9歳の星太郎を置いて家を出た、原田さん演じる母・理代子が登場する。理代子が歩んできた決して平坦ではない道のりを、凛とした美しさの中に秘める悲哀で体現。多くを語るというよりも、佇まいで魅了していく。星太郎は、航が遺した日記の内容を見て激昂。その内容は、自分が知らないところで航と理代子が愛人関係を続けていたという。また、これまで星太郎が接してきた航の幽霊は、自身が作り出した都合のいい妄想であることが発覚、本物の航の幽霊が現れたことで、真実はさらに複雑なものになっていく。そんな中今回は、どうして理代子が家を出ていくことになったのか?という重く、切ないやりとり、星太郎が抱える秘めたる思いが語られる。「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は毎週土曜日23時30分~テレビ朝日系にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年03月04日高橋一生、橋爪功、本田翼共演でおくる「6秒間の軌跡」の7話が2月25日放送。ネット上では謎の少年が突然消えたことに驚く星太郎の動きに「手、ぴょこんって!」「とってもキュート」「驚いた時に動きがシャープになる」などの声が上がっている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉、向田邦子賞を受賞した橋部敦子のオリジナル脚本で、高橋さん橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という思いを叶えた本作。9歳の時、両親が離婚し父親の航と2人暮らしとなり、花火師の仕事を継いだが、突然航が亡くなり“幽霊”となって現れるようになった望月星太郎役を高橋さんが。望月煙火店の四代目で理代子に一目惚れし、彼女の両親に反対されるも結婚。星太郎を授かったが結婚生活10年で離婚。「すまん」という言葉を遺して旅立ったのち、“幽霊”として星太郎の前に現れる望月航役を橋爪さんが。生前の航が作った“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店を訪ね、花火をオーダー。その後、望月煙火店に住み込みで働くようになる水森ひかり役を本田さんがそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。以前から星太郎の前に突然現れては、いきなり消える謎の少年が仕事場に現れる。驚いた星太郎は「ここ立入禁止なんだよ、危ないから二度と入んないで」と注意するが、ひかりは「星太郎さんのお父さんですか?…そうですよね?お父さん」と少年に語りかける。すると少年は無言でうなづく。「ほらやっぱり」と笑顔で星太郎に話しかけるひかり。星太郎が「何??」と困惑していると、少年はいきなり姿を消し、星太郎は混乱したのかコミカルな動きで周囲を見渡す…。「何、今の動き!手、ぴょこんって!うわー、かわいすぎるんですけど!!」「驚いてひと回りする高橋一生さんの動きがとってもキュートで面白www」「星太郎さん、驚いた時に動きがシャープになるね」など、この時の星太郎の動きに“かわいい”という反応が続出。その後、ひかりは幽霊の航が子どもの姿で出てきた、と答える。さらに居間に現れた少年が喪服姿の航に“変身”、自分こそが本物の幽霊だと語る。そして星太郎は今まで自分が“幽霊”だと思っていた航が、自分が作り出した妄想だったことを知る…というのが7話の展開。平然と「私幽霊が視えるんです」と語るひかりに「星太郎の妄想が作ったお父さんもビックリだったけど、ひかりちゃんが見える人でこれまたビックリ!」といった声とともに「ひかりにももっと深い事情と関係があるような気がする」「全部捨てて望月煙火店に来たのも何かしら理由がありそう、偶然じゃないのかも…?」「ひかりちゃんは何者なの??」といった反応も寄せられている。【第8話あらすじ】星太郎は航と理代子(原田美枝子)が、離婚したあと愛人関係になったことを知り大きなショックを受ける。航は彼になぜ離婚することになったのか語り始める。航は「俺と理代子は出会い直してしまった」と言うが、星太郎はついに自身が9歳の頃から抱えていた胸の内を吐露し始める…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:00~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月26日高橋一生と橋爪功が共演する「6秒間の軌跡」。その6話が2月18日放送。高橋さん演じる星太郎の成長に「"変われなかった"苦しみが報われてほしい」「ひかりが来て星太郎、大人になったね」など様々な声が送られている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉である向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を担当し、数々の作品でその演技が評価される実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優・橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という熱き思いを実現させた本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、9歳の時に両親が離婚したあと2人暮らしをしてきた父親の航が亡くなったのだが、なんと“幽霊”となって自分の前に現れる望月星太郎に高橋さん。望月煙火店四代目で30歳の時、理代子に一目惚れし結婚し星太郎を授かるも結婚生活10年で離婚。死亡後も“幽霊”として星太郎の前に姿を見せる望月航に橋爪さん。航が提案した個人向け花火のチラシを見て望月煙火店に花火をオーダーし、それがきっかけで住み込みで花火作りを学ぶことになる水森ひかりに本田翼。また星太郎の幼なじみで小学校の同窓会に誘う若社長の田中勇人に小久保寿人といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。星太郎は田中に、花火を打ち上げた後にクラス会に顔を出すと告げる。そんな星太郎にひかりはお母さんの写真が見たいとお願いする。家を飛び出すということは倫理や正しさを飛び越えて行ったとも言え、そういう女性に興味があるというひかり。星太郎が一枚だけ手元にあった母親の写真をひかりに見せると、ひかりは「この人知ってます」と口にする。ひかりによると写真の女性は喫茶店をやっているという。30年前の写真だと話す星太郎にひかりは「じゃあ似てる人ってことですか?」と返す。その後、ひかりは航が作ったと思われる個人向け花火のチラシを、その喫茶店でもらったことを明かす。その後、クラス会での打ち上げ花火は大成功に終わるも、星太郎は会には顔を出さずに帰宅。4年前に別れた恋人・由紀子(安藤聖)がクラス会に出席していて、顔を合わせるのが気まずかったらしい。しかし田中から由紀子が結婚し妊娠中だと告げられると、星太郎は動揺する。そんななか突然由紀子が望月家にやって来る。そして星太郎はなぜ自分が由紀子にフラれたのかをようやく理解し、今までなんでも先送りにしてきたことを後悔し始めた星太郎は、母親と会って話がしたいと思うようになるが、その時、航の“幽霊”が姿を消す…というのが今回のストーリー。この展開に「ずっとずっと目を背けて来た母と向き合う気持ちになった星太郎 その時が「父が消える時」だという事なのか」「元カノに振られた理由に自分で気付けて、母親を探そうとする星太郎の成長に胸が熱くなった」といった声や、「"変わらなかった"んじゃなくて、"変われなかった"苦しみが報われてほしい」「ずっとお母さんをタブーにしてた星太郎が会いたいって思えるようになったの、ひかりの影響だよね。ひかりが来て星太郎、大人になったね」といった声が送られている。【第7話あらすじ】航の日記を見つけた星太郎はその内容に激高する。だが真実を確かめるにも肝心の航が姿を現わさない。やがて航が姿を見せるが日記の《非常識な内容》についてはすべて創作で「禁断の妄想を息子に知られて恥ずかしい」と嘆き、ひかりが花火のチラシを見つけた喫茶店のママが星太郎の母親に似ているという件についても「似ていない」と航は否定する…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月19日高橋一生と橋爪功、本田翼ら出演「6秒間の軌跡」5話が2月11日放送。ひかりは星太郎に「航は本当に“幽霊”なのか」問いかける。この言葉に視聴者からも「幽霊じゃなくて星太郎のイマジナリーな存在」「想像とかそう言うことある?」などの反応が上がっている。第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優の橋爪さん。世代を超え互いにリスペクトを送り合う2人の“2人で一緒にドラマをやりたい”という熱き思いを、「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉・向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を担当し実現した本作。父の航が勝手に作ったチラシを見たひかりから花火を受注。その後ひかりが住み込みで働きたいと押しかけてきたことで、同居することになる花火師の望月星太郎を高橋さんが演じる。また、煙火店の四代目で30歳の時に理代子に一目惚れし結婚、星太郎を授かったが星太郎が9歳の時に離婚。それからは星太郎と共に暮らし、他界した後も幽霊となって彼の前に姿をみせる望月航に橋爪さん。航が作った個人向けオーダー花火のチラシを見て望月煙火店に花火をオーダー。その後住み込みで働き、花火作りを学ぶ水森ひかりに本田さん。星太郎の幼なじみで近所で工務店を経営している若社長の田中勇人に小久保寿人といった面々が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田中が訪ねてきて、小学校の恩師が定年になるのでクラス会を催すから、星太郎も参加し花火を打ち上げてほしいと頼む。断る星太郎にひかりはクラス会に出ないで花火だけ打ち上げるっていう選択もある、と提案する。その後、改めて「やっぱやめる、花火断る」と言い出す星太郎。予算が足りなくてもいい花火を上げることを強要され、上手く行かない場合、自分が悪者になる可能性もあると話す星太郎に、ひかりは「色々理由をつけてごねてるようにしか思えない」ときっぱり返す。横から「本当は何が気に食わないんだよ」と言ってくる航…2人の圧に思わず星太郎は「うるせえって言ってんだろ!」と叫んでしまう。ひかりから「子どもじゃないんですから!」と怒られ、納得いく説明を求められた星太郎は、思わずその場から駆け出す…するといきなり少年が現れ、星太郎と並走。そして突然姿を消す…というのが今回のストーリー。あくる日、花火を作っていると、ひかりは星太郎に突然「お父さんは本当に幽霊なんでしょうか?」と問いかける…視聴者からも「航さんがヅラかぶって風呂に向かおうとしてる廊下のシーン、星太郎さんはなぜ体に触れられたのでしょうか?」「あ~、やっぱりそうか。お父さんは幽霊じゃなくて星太郎のイマジナリーな存在なんだね…」「星太郎の知っていることしか答えてないから、星太郎の想像とかそう言うことある?」などの声が上がる。星太郎と並走した少年についても「あの少年は星太郎の心の中(目の前にだけ)現われると思うけど」「坊主頭の少年が気になります。急に消えたんで幽霊ですかね。服装が昭和チックなんで相当前に亡くなった?」といった推測をする視聴者からの投稿がSNSに上げられている。【第6話あらすじ】星太郎は田中に花火を打ち上げた後、クラス会に顔を出すと告げる。ひかりから母親の写真が見たいとお願いされた星太郎は手元にあった母親の写真をひかりに見せる。するとひかりは「お父さんの秘密を知っちゃったかもしれません」と言い出す。結局、星太郎はクラス会に顔を出さずに帰宅。実は別れた恋人・由紀子(安藤聖)もクラス会に出席してして、顔を合わせるのが気まずかったようで…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月12日高橋一生と橋爪功の共演でおくる「6秒間の軌跡」。その4話が2月4日放送。花火の打ち上げが成功、翌日が休みということもあり飲みまくるひかりだが…翌日の意外な“仕事”に視聴者からは「知らなかった」など驚きの声が上がっている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉・向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を担当。第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優の橋爪さんの2人が抱いた“一緒にドラマをやりたい”という熱き思いが実現した本作。亡くなったはずの父が“幽霊”になって自分の前に現れ、さらに花火を注文してきた女性が住み込みで働くことになるなど、環境に変化が生まれた望月煙火店の花火師・望月星太郎に高橋さん。望月煙火店四代目で30歳の時、理代子に一目惚れし結婚。星太郎を授かるも結婚生活10年で離婚。亡くなっても“幽霊”として星太郎の前に姿を見せる望月航には橋爪さん。“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店に花火をオーダー。その後住み込みで働かせて欲しいと言ってきた水森ひかりには本田翼。星太郎の幼馴染みでの数少ない友人でもあり、近所で工務店を経営する若社長の小久保寿人といった顔ぶれが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。慣れない個人花火の受注に、ひかりとの同居生活などでなにかとストレスを抱える星太郎。そんななか個人花火の依頼人である片山貴広(高井佳佑)がやってくる。1カ月前にパートで会社に来た神谷佐和(牛尾茉由)に、花火の下で告白をしたいという。神谷を運命の人だと語り、1人で舞い上がる片山だが、星太郎、顔見知り程度の女性に招待状を送り、来てくれることを前提に花火を依頼した片山の告白が成功するとは思えないが、ひかりは我々の仕事は片山の望む花火を作って打ち上げることだと割り切る。そして片山からの依頼の花火を打ち上げる日。予想に反し片山と神谷は仲睦まじい様子で…。無事に花火の打ち上げを終えた星太郎とひかりは笑顔で乾杯する。次の日が休みということもありもっと飲もうと言い出すひかりだが、翌日は花火の破片を片づける仕事が残っていた…。今回のエピソードを見た視聴者からは「花火大会の後も掃除してるのかな?知らなかった」「花火を打ち上げた翌日に花火の燃えかすを掃除してたの、知らんかったわ」「次の日って…掃除たいへんなんやね 知らんかった」「そうか掃除しなきゃいけないのか」「花火大会の後掃除めちゃくちゃ大変なんだな」など、花火師の意外な裏側に視聴者から驚きの声が上がっている。【第5話あらすじ】花火の作り方を習いながら《星》と呼ばれる火薬が《星太郎》の名前の由来だと気づくひかり。だが自身の名前について星太郎はあまり多くを語りたがらない。航は星太郎に「隠すようなことでもない」と諭しつつ、母親との話題を避け続けていることや、これからどう呼ぶべきなのか話し合う…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年02月05日高橋一生が花火師を演じる「6秒間の軌跡」の第3話が1月28日放送。橋爪功演じる航が視聴者からの質問に答える「航さんに聞いてみよう」のコーナーに大きな反響が巻き起こっている。2021年上演の舞台『NODA・MAP 第24回公演 フェイクスピア』で、第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど実力、人気を兼ね備えた高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優の橋爪さん。世代を超え互いにリスペクトを送り合う2人の“2人で一緒にドラマをやりたい”という熱き思いが実現した本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、9歳から2人暮らしをしてきた父親の航が突如他界。その後ひかりが住み込みで働きたいと押しかけてきた花火師の望月星太郎に高橋さん。煙火店の四代目で、個人向け花火のビジネスを息子に提案。その後亡くなるが、幽霊となって星太郎の前に姿を見せるようになる望月航に橋爪さん。そして航が作った個人向けオーダー花火のチラシを見て望月煙火店を訪ね、花火をオーダー。その後住み込みで働かせてもらうことになる水森ひかりに本田翼。星太郎の幼なじみで近所で工務店を経営する若社長の田中勇人に小久保寿人といった顔ぶれが出演。星太郎は航の幽霊が見えていることをひかりに知られる。そんな星太郎に航は偶然ひかりに裸を見られてもいいように、大胸筋を鍛えておくことをアドバイスする。その後ひかりは弟子として星太郎から花火作りを学ぶことになる…というのが今回のおはなし。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ひかりに影響を受けた星太郎はそれまで散らかっていた部屋を片付ける。その後、ひかりと食事を取り始めると、電話で仕事依頼の電話が来る…というラストだった。そしてラストシーンからいきなり画面が切り替わると、画面には「航さんに聞いてみよう」というテロップとともに縁側に座った航の姿が。航は「皆さまからのお便りに、私、望月航がお答えします…」と切り出し、視聴者から届いた「すぐ緊張してしまいます、何かいい方法はありますか?」という質問を読み上げ、それに航として回答する。SNSでは「最近のドラマでは見ない企画だったので新鮮で、周りの笑い声も入って和みました」「突如として始まった「航さんに聞いてみようのコーナー」最高ですね、橋爪さんアドリブかな?」「最後の「航さんに聞いてみようのコーナー」も、こういうゆるっとしたのを入れてくるのもいいな」などの反応が。航によると来週は回答者が「高橋一生に替わる」とのことで「来週は星太郎に聞いてみよう、ですか?」「来週は 一生さんが,お便りを読むのね」など、次回に期待する声も上がっている。【第4話あらすじ】個人花火の依頼人である片山貴広(高井佳佑)がやってくる。1か月前、パートで会社に来た神谷佐和(牛尾茉由)に花火の下で告白をしたいという。神谷を「運命の人」だと語る片山だが、星太郎とひかりは顔見知り程度の女性に招待状を送り、来てくれることを前提に花火を依頼した片山の告白が成功するとは思えなかった…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年01月29日高橋一生、橋爪功共演「6秒間の軌跡」の2話が1月21日放送。ひかりを演じる本田翼に「何かを抱えている人物像を上手く表現」「現実味を帯びない存在感って難しい役なのにそれが似合っちゃう」など、その演技を絶賛する声がSNSに続々投稿されている。「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で脚本界最大の栄誉・向田邦子賞を受賞した橋部敦子がオリジナル脚本を手がけ、世代を超え互いにリスペクトを送り合う高橋さんと橋爪さんの“2人で一緒にドラマをやりたい”という思いが実現した本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、自身も花火師となったが、ここ数年は新型コロナの影響で、大規模な花火大会や競技会が中止になり経済的な不安を感じている望月星太郎に高橋さん。煙火店の四代目で30歳の時に理代子に一目惚れし、彼女の両親に反対されるも結婚。星太郎を授かったがある理由から、結婚生活10年で離婚。亡くなったあとも星太郎の前に姿を見せるようになる望月航に橋爪さん。“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを手に望月煙火店を訪ねて、花火をオーダー。その後、望月煙火店に住み込みで働かせて欲しいと言ってくる水森ひかりに本田翼。星太郎の幼馴染みで近所で工務店を経営する若社長。星太郎の数少ない友人の田中勇人に小久保寿人といった顔ぶれが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。望月煙火店に先日、個人オーダーの花火を依頼してきたひかりが現れ、住み込みで働かせてほしいと頼んでくる。「持ってたもの、全部捨ててきた」と語るひかりは、自分が客を集めて、困っていることはなんでもすると、半ば強引に望月煙火店の従業員となり、奇妙な“3人暮らし”が始まることに。ひかりはさっそく個人オーダーに向けた望月煙火店のホームページを作成。星太郎も本格的に個人向けの花火に向き合うことを決意する…というのが2話の展開。「本田さん、不思議だけど何かを抱えている人物像を上手く表現されていました」「現実味を帯びない存在感って難しい役なのにそれが似合っちゃう本人の魅力に惚れる」「浮世離れしてるのに落ち着いて現実を俯瞰してる感じがとてもいい」など、SNSには本田さんの演技を絶賛する声が多数投稿される。「星太郎とひかりの居心地の良い関係性が素敵」「星太郎とひかりちゃんの掛け合いが面白くて最高ですね」「彼女との出会いで星太郎(航も…?)がどう変化していくのか楽しみ」など、星太郎とひかりの関係にも多くの注目が集まっている。【第3話あらすじ】星太郎はひかりに妄想癖があると思われたのでは、と心配になり航に相談する。航は一つ屋根の下で一緒に生活しているのだから、偶然にひかりに裸を見られてもいいように、大胸筋を鍛えておくことをアドバイス。星太郎は亡くなった航が姿を現すのは、何か心配事があり成仏できていないのではないかと推測する。そしてひかりは、花火作りを教えてほしいと星太郎にお願いするのだが…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年01月22日高橋一生、橋爪功、本田翼が共演する「6秒間の軌跡」が1月14日から放送スタート。高橋さんと橋爪さんの演技に「自然で迫真の演技が素晴らしい」「舞台っぽくもあって良い」など絶賛の声が集まっている。舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの高橋さんと、俳優生活60年を迎えた日本俳優界を代表する名優・橋爪さん。世代を超え互いにリスペクトを送り合う彼らが抱いていた“2人で一緒にドラマをやりたい”という熱き思いが実現。地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台に、花火師親子の不思議な日常を描き出す、一筋縄ではいかない《心温まるファンタジー》が繰り広げられる本作。代々受け継がれてきた望月煙火店という花火師の家に生まれ、9歳の時に両親が離婚して以降は父親の航と2人暮らしをしてきたが、ここ数年は新型コロナの影響で大規模な花火大会や競技会が中止になり、花火を打ち上げる機会がほぼなく経済的な不安を感じている花火師の望月星太郎役に高橋さん。望月煙火店の四代目で30歳の時に理代子に一目惚れし、彼女の両親に反対されるも結婚し星太郎を授かったが、ある理由から結婚生活10年で離婚。理代子との間には息子の星太郎も知らない事実がある望月航役に橋爪さん。実家暮らしの29歳で4年間付き合っている彼氏がいるが、離れてはくっつきを何度か繰り返している。“あなたのためだけの花火を打ち上げます”というチラシを見て望月煙火店を訪ね、花火をオーダーする水森ひかり役に本田さん。星太郎の幼なじみで数少ない友人でもあり、近所で工務店を経営する若社長の田中勇人役で小久保寿人も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2022年夏、新型コロナが収束しないため夏の花火大会は中止となるなかで、航は個人がオーダーする花火を始めたいと星太郎に提案する。個人向けの花火となるとHPで宣伝、打ち上げる場所の許可取り…などと色々とやらないといけないことがあり、客と事前に綿密なコミュニケーションも必要であることなどから、星太郎は乗り気ではなかった。そんななか航が倒れ「すまん」という言葉とともに息を引き取る。そして、冬――。1人となった星太郎のもとに“あなたのためだけの花火を打ち上げます”と書かれた手書きのチラシを手にしたひかりが訪ねてきて、花火を上げてほしいと星太郎に頼む。さらに死んだはずの航が突然、星太郎の前に現れる…というのが1話の展開。「ドラマの最初の橋爪功さんとの二人芝居が、高橋一生さんの自然で迫真の演技が素晴らしい」「開始数分の親子の会話で、この二人が一緒に生きてきた時間をちゃんと感じたのがすごく良かった」「ドラマでありがちなモノローグがなくて視点が固定されないので舞台っぽくもあって良いドラマ」など、高橋さんの橋爪さんの演技に絶賛の声が集まる。またひかりについて「ひかりさん、もしかして星太郎さんのお母様だったりする……?見た目若くなって幽霊として出てきたとか…?」「ひかりちゃんも謎だらけだけど幽霊説ありだと思う」「水森ひかりも幽霊だったりして?お母さんとか?!」といった声も。本田さん演じるひかりの“素性”にも注目が集まっている模様だ。【第2話あらすじ】個人オーダーの花火を依頼してきたひかりが、今度は望月煙火店に住み込みで働かせてほしいと頼んでくる。ひかりからは姿の見えない航は大喜びするが星太郎は困惑。ひかりは自分が客を集めて困っていることはなんでもすると、半ば強引に望月煙火店の従業員となり、奇妙な“3人暮らし”が始まることになる…。「6秒間の軌跡」は毎週土曜23:30~テレビ朝日系で放送中。(笠緒)
2023年01月15日高橋一生と橋爪功が互いのリスペクトを胸に共演を熱望し、本田翼をヒロインに迎えた土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」が、2023年1月にスタートすることが発表された。2021年上演の舞台「NODA・MAP第24回公演 フェイクスピア」で第29回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞するなど、舞台からドラマ、映画と引っ張りだこの高橋一生。そんな彼と「フェイクスピア」でも共演、俳優生活60年となる日本俳優界を代表する名優・橋爪功。世代を超え、互いにリスペクトを送り合う彼らが抱いていた2人のドラマ共演が実現したのが本作。舞台は、地方都市で代々続く煙火店(=花火店)。高橋さんと橋爪さんは、四代目となる父・望月航(こう)と、その息子・望月星太郎(せいたろう)を演じる。やがて、父親が亡くなり、1人取り残された星太郎はひとり途方に暮れることに…。しかし数か月後、死んだはずの父親が、当たり前のように日常に現れる!?高橋一生「橋爪さんがやりたいと言ってくださっているというのが嬉しかった」と感動高橋さんが「橋爪さんがやりたいと言ってくださっているというのがとても嬉しかった」と語れば、橋爪さんも「(高橋)一生は『面白い役者だな』と思っていました。ドラマなどでも、見かけるたびに違う面を見せていますから」と、お互いに役者として尊敬の念を抱いている2人。その関係性に加わるのが、ヒロインの本田翼。今作が、テレビ朝日ドラマへの初出演となり、人生の岐路に立ち、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかりを演じる。高橋さん、橋爪さんとの共演は「私からすると《別次元の存在》。ずっとテレビで拝見していたので、ご一緒できるのがとても光栄ですが、まだ実感がないというのが今の正直な気持ちです」と語り、この3人での芝居の化学反応にも期待がかかる。本田翼向田邦子賞受賞作家・橋部敦子による、好テンポの会話の応酬に期待本作の見どころのひとつが好テンポで繰り出される会話劇の応酬。脚本は、「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(2021年/テレビ朝日系)で向田邦子賞を受賞した橋部敦子によるオリジナル。この脚本に高橋さんは「演劇の脚本を読んでいる印象」と“ライブ感”を存分に感じ、橋爪さんも「後半に行くほど、どんどん話が広がっていく」と絶賛。本田さんは「人間味のある、日々の小さなことが光り輝いている」とコメント。さらに高橋さんは、「ある意味で、忘れ去られてしまったのか、一周回って新しいのか…『時間ですよ』や『寺内貫太郎一家』のような、古き良き時代のドラマを彷彿とさせながらも、今の人にも時代にも合って、楽しめる会話劇、人の機微をちょっと風変わりな視点で見せていくホームドラマになっていると思います」と語る。高橋一生コロナ禍でイベントが減り、大打撃を受けた花火業界を舞台にした本作。打ち上げ花火は、実は個人でもオーダー可能で、様々な依頼が星太郎のもとに舞い込むことでストーリーはさらなる広がりを見せる。花火を打ち上げたくなるほどの、人生の節目を迎えた人々にはどんなドラマが待っているのか。劇中では、実際に夜空に花火が打ち上げられ、もう1人の主役とも呼べる演出となっている。第1話あらすじ2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は個人花火となると、料金設定、HPの宣伝…色々とやらないといけないことがある。そして、特定の個人に満足してもらうためには、客との事前の綿密なコミュニケーションも必要であることなどから乗り気ではなかった。やがて、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かった。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。そして、冬――。1人となった星太郎のもとに、「あなたのためだけに花火を打ち上げます」と書かれた手書きのチラシを手にした水森ひかり(本田翼)が訪ねてくる。彼女は花火を上げてほしいと星太郎に頼むのだった…。土曜ナイトドラマ「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」は2023年1月、毎週土曜23時30分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年12月02日オダギリジョー演出・主演「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」シーズン2の最終回が10月4日オンエア。突如“舞台”化する展開と、橋爪功演じる神々廻の“正体”に「魅せ方が新しすぎてめちゃくちゃ楽しい」「好き勝手やりすぎて好き」などの声がSNSに溢れている。オダギリさんが脚本・演出・編集を手がけたうえ、犬の着ぐるみ姿でぐうたらな警察犬を演じ、池松壮亮が警察犬係のハンドラーと“迷コンビ”を組むというストーリーが話題を呼んだ前シーズンから10日後を舞台に繰り広げられる2ndシーズンとなる本作。池松さん演じる鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平役で、オダギリさんが“警察犬”オリバー役でそれぞれ出演。また永瀬正敏がフリー記者の溝口健一に、麻生久美子が一平の上司の漆原冴子に、本田翼が警察犬ラッキーのハンドラー・柿崎ユキナ、岡山天音が一平の同僚・三浦に、くっきー!(野性爆弾)がすぐキレる刑事・轟に、永山瑛太が半グレリーダーの宗手に、國村隼が警察犬係の面々をまとめる課長に、松重豊がヤクザの若頭・龍門に、柄本明が押忍しか言わないホームレスの裸足のチョウスケに、橋爪功が謎の老紳士・神々廻に、佐藤浩市がスーパーボランティアの小西幸男に扮する。さらに玉城ティナ、染谷将太、仲野太賀、村上淳、村上虹郎、佐久間由衣、寛一郎、松たか子、黒木華、浜辺美波、風吹ジュンら豪華なキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。6話では神々廻が怪しいと考えた一平たちが、捕まってしまったオリバーを助け出すため、監禁されていた小西を連れてトントン牧場に向かう。一平たちがトントン牧場の地下に潜入すると…というストーリーが展開。一平たちが女性たちに囲まれているオリバーを発見、警報が鳴り、そこに神々廻たちが現れると、突如映像が引き画になり、出演者たちが“舞台”の上にいる姿が映し出される。さらに仲野さんらキャスト陣が舞台に“集結”。なぜかオリバーと小西が客席でそれを観劇するという展開に。「すげー舞台になってる」「急に舞台化した!?」など、SNSでは急な“舞台”化に動揺する視聴者からの投稿が続出。「魅せ方が新しすぎてめちゃくちゃ楽しい」「突然舞台の仕掛けになったの草www」「オダギリさんとNHKおもいきりすぎね(笑)」「最終回、好き勝手やりすぎて好き」などの声が続々とタイムラインに上がる。追い詰められる神々廻。さらに彼が“偽物”であることが明かされると、そこにヘリコプターの音が鳴りはしごが降りてくる。逃走を計る神々廻は不敵な笑みを浮かべると、なんと自らの顔を引き剥がす…神々廻のマスクが剥がれた中から現れたのはオダギリさんの姿で…。まさかのラストに「オダギリジョー?!さすがに声出たwww」「えぇーそういうオチかよォォォ」「神々廻がオダギリジョーさん?!ポカーン…笑」「は?!!!!まっじで?!!!!、かっこよすぎでしょ」など、衝撃的すぎるラストにどよめく視聴者の声がSNS上にあふれている。(笠緒)
2022年10月05日デザイナー・金子功による創立から50周年を迎えた「PINK HOUSE(ピンクハウス)」は、史上かつてない規模感でブランドの《過去・現在・未来》を表現する50周年記念展「Timeless Pink House展」を東京・代官山で開催します。デザイナー・金子功による創立から50周年を迎えた「PINK HOUSE(ピンクハウス)」は、史上かつてない規模感でブランドの《過去・現在・未来》を表現する50周年記念展「Timeless Pink House展」を東京・代官山で開催いたします。会場は代官山ヒルサイドフォーラムで、会期は9月30日~10月9日までの10日間。チケットはオンライン事前予約制にて、会場でのチケットお渡し時に先着にて記念アイテム付き(*空き枠は当日券を販売いたします)。本記念展では、歴代の200種類のプリント柄を背景に、80~90年代を中心とするコレクション、金子功の残したことば、カタログやショッパーなどのペーパーグラフィックをはじめ、過去から現在までのヒストリックなアーカイブを一堂に集約して展示。このほか、創立より愛され続けるコサージュの生産過程を辿るムービーの上映や、プロジェクションマッピングによる「変化するドレス」の体験など、世界観と歴史を五感で感じる展示手法に拘っています。さらに《デザイナー》・《ブランド》・《ライフスタイル》・《工芸》など、多種多様な作り手とコラボレーションし、個性豊かで希少な1点物の作品を展示。併設のアニバーサリーショップでは、過去のヒットアイテムのオマージュから家具まで、多岐にわたるコラボレーショングッズや記念アイテムも販売されます。「思い出世代」ならあの時代が蘇るように。「初めて出会う世代」なら新鮮であるように。タイムレスなピンクハウスの魅力を半世紀分、そして次の未来の分まで詰め込んだ、二度と見ることのできない特別な50周年記念展です。【SPECIAL COLLABORATIONS (五十音順)】 ※作品展示・一部コラボレーションアイテム販売青木 美沙子 / アトリエ染花 / KEITA MARUYAMA / kotohayokozawa /Syncs.Earth / Super Dollfie / 天童木工 / TOMO KOIZUMI / nana-nana /NEW ERA / Bijou R.I / Vermeerist BEAMS / BUNZABURO / POPPY /槇田商店 / MUVEIL / ヤチコダルマ / LUPICIAPINK HOUSE 50周年記念展『Timeless Pink House展』概要※ 入場確約にはオンライン予約をご利用ください会期:2022年9月30日(金)~10月9日(日)会場:代官山ヒルサイドフォーラム〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟チケット料金: 一般 1,200円・学生 800円(税込)・小学生以下 無料チケット予約:・入場時にチケットと記念品のお渡しあり *記念品はなくなり次第終了・マスクの着用をいただけない方、発熱などの症状がある方は入場できません・代官山ヒルサイドフォーラムへのお問い合わせはお控えください (本展の運営はピンクハウスとなります)
2022年09月23日株式会社SPACE NTKは、2022年9月13日(火)に東京にて開催される「プリンセス天功 ザ・イリュージョン ’22-’23tour ~バタフライ・エフェクト~」に協賛しております。僅かな「想い 」と 、ちょっとした 「行動 」それが空想と 現実の 世界を 「 交差 」 させていくイリュージョンという幻想で、 湧き上がる 「奇跡 」 を体感して頂く「瞬間」 を お楽しみくださいプリンセス天功、1年半ぶりの東京公演です プリンセス天功ザ・イリュージョン’22-’23tour ~バタフライ・エフェクト~主演/ 総合演出: 引田天功 a.k.a PRINCESS TENKO / 東京魔術団: 澤村正一(団長)、寺西史剛(GM)、佐渡正城(LEE)、ユーロ(yu-ro)、小黒雄太 / Mr.KAZUKI / yucat(RYTHEM YUKA) / オープニングパフォーマンス: YAY<公演日>2022年9月13日 (火)<公演日・開演時間>09月13日(火)ロビー開場:17:30ホール開場:18:00開演:18:30全席指定(VIP席):20,000円★VIP party 参加付全席指定(SS席):9,500円全席指定(S席):7,500円※表記金額は税込こちらのチケットは、[電話予約]もご利用いただけます。カンフェティチケットセンター0120-240-540(平日 10:00~18:00)株式会社SPACE NTKのご紹介弊社は、20年に渡り、年間1000件以上の葬儀プロデュースを行ってきました。そんな中近年、多くの人が墓じまいを考え、核家族が増え、生涯一人暮らしの方も多くなり、葬送の形も変わって来ました。そこで代表の葛西は子供の頃からの想い「亡くなったら星になりたい」を思い出し、人生のラストステージはこれからは自然葬の一つ、宇宙へと還る時代がやってきたと確信しました。2017年宇宙SOHに特化した宇宙サービス事業を手掛け、米国の宇宙関係者とコネクションを取り、日本の個人経営者で唯一、米国の宇宙開発企業SpaceX社と宇宙散骨において単独契約を締結。2022年4月2日(日本時間)宇宙SOH第一弾「MAGOKORO 」号が米国SpaceX社のロケット「ファルコン9」にて無事打ち上げに成功し、第2弾特別企画「想いを宇宙へ」を行う事になりました。「SPACE NTKの宇宙SOH」の特徴「世界初・人一人分の散骨もパウダー状にすることにより可能」「世界初・ペットの散骨も1匹分が可能」「世界初・オリジナル人工衛星(BOX)による宇宙散骨が可能」ロケット本体に装着されたまま、SpaceX社の監視下の元、地球の軌道を5年~6年程周回し最終的に大気圏に突入し流れ星となるので、宇宙ゴミにはなりません。地球の軌道を周回中は位置確認もできて、星となって輝いているので空を見上げればいつでも大切な方と想いを語ることが出来ます。宇宙SOHイメージです打ち上げられた衛星はいまどこを周回しているかリアルタイムで確認できます当社オリジナルBOXこちらの中にご遺骨を入れ、地球の軌道を周回します。今回の特別企画は先着999名の方(ペットも)のご遺骨を承り宇宙散骨いたします。宇宙SOH「MAGOKORO」号 SpaceXファルコン9打上げ特別企画■先着999名様特別価格にて宇宙散骨をご利用頂けます通常の宇宙散骨は卵小1個分のご遺骨550,000円から承るのですが、今回ティースプーン(2g)程になりますが破格値50,000円(税込)でご利用頂くことが出来ます。販売期間:2022年8月18日から12月25日迄(東京営業部必着)価格:50,000円(税込)①HPの申込フォームに入力②弊社へのご入金(確認)③規定のご遺骨袋(メッセージ記入可)を返信用封筒を付けて送付しますので、ご遺骨をご遺骨袋に納め、ご遺骨証明書(埋葬許可書)のコピーと共に返送していただきます※その後は弊社の方で責任をもってアメリカへお持ちし、2023年夏ころ打上げ予定のロケット搭載迄サポート致します■「想いを届けるコンテスト」を開催しますテーマ:「家族・ペットへの想い」・応募期間:2022年8月18日から2022年10月30日(東京営業部必着)・応募資格①老若男女国籍を問わずどなたでもOKです②ご遺骨が手元にあって宇宙散骨したい方③当選後のアンケート、メディア対応にご協力いただける方・応募規定作文、俳句、写真、イラスト、動画のいずれかで応募してください※応募作品は返却できません※応募作品の著作権は主催者に帰属することになります応募方法:メールアドレス、または東京営業部迄郵送でお願いしますURL : 会社概要株式会社SPACE NTK本社〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2丁目5番地1つくば市産業振興センター(つくばスタートアップパーク内)東京営業部〒176-0025 東京都練馬区中村南3-2-15-104アメリカ支社5777 W. Century Blvd. Suite 520, Los Angeles, CA 90045America Travel Factory, LLC. Japan Pacific Travel Service, Inc. Inside SPACE NTK設立:2017年12月4日URL : お問い合わせ先「一般消費者向け]株式会社SPACE NTK 担当/永吉(ながよし)電話番号03-6314-6917E-mail info@space-ntk.com 「報道関係者向け」株式会社SPACE NTK 担当/町田(まちだ)E-mail m.yuuki@space-ntk.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日8月には代表作のひとつであるミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ(以下DLL)』に、続く9月には橋爪功が新たに始動させる「リーディングプロジェクト」第一弾公演で『船を待つ』に出演する井上芳雄。テレビのMC業も含め、この夏も精力的に活動する彼に、両作品への意気込みや43歳の誕生日を迎えた心境などを聞いた。新ジルーシャがもたらす“いい驚き”に期待――日本初演10周年となる『DLL』は、井上さんにとっても思い入れの深い演目かと思います。改めて、どのあたりが好きポイントなのかを教えていただけますか?初演の時は、舞台を観たことがあるわけでも、原作にすごく親しみがあったわけでもなくて、「どういう作品なんだろうな、でもジョン(・ケアード/脚本・演出)だからやりたいな」くらいの感じだったんです。それが蓋を開けてみたらすごくいい作品で、お客様もすごく愛してくださって今に至るので、なんていうのかな……自分の子どもが思いがけず出世した感動、みたいな(笑)。そういう出会い方も含めて思い入れがあるのだと思います。それとやっぱり、「幸せの秘密」というこの作品のメッセージは、何回やっても色褪せないですよね。どうやったら幸せになれるかという、たいへん難しいことのヒントがある作品。今とても大変な時だから、よりやる意味があると思っています。――初演以来ジルーシャ役を当たり役としてこられた坂本真綾さんの出産に伴い、今回は上白石萌音さんが初めて同役を務められます。共演が決まってから、もう何かやり取りはされましたか?『ナイツ・テイル』組とは公演が終わってからもやり取りがあって(井上さんと上白石萌音さんはミュージカル『ナイツ・テイル ー騎士物語ー』で初演時から共演)、お互いの公演を観に行ったり、公演が止まると「大丈夫?」と送り合ったりしています。萌音ちゃんも外に出られない時期があったから、その時間を使ったのかな、この作品の準備をもうしてると言っていて。ジルーシャは覚えることが多いから大変だと思いますけど、元々この作品が好きで何度も観に来てくれてましたし、キャラクターもとても合ってると思うから何も心配してないですね。とはいえ稽古が始まったら、僕は真綾さんのジルーシャしか知らないから、「萌音ちゃんはこういうふうに感じるんだ」ってことは出てくると思います。心配はしてないけど、“いい驚き”があったらいいなという感じかな。前回(2020)はリモート稽古でしたけど、今回はジョンも来日するので、また違った『DLL』になるかもしれないですね。10年間で変わったこと、コロナ禍を経て変わったこと――作品の10周年にちなんで、井上さんご自身のこの10年についてもお聞きしたいのですが、一番変わったと思われるのはどんなところですか?10年前はたしか、デヴィッド・ルヴォー演出の『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~』とこの作品を続けてやらせてもらったんですよ。大変だったけど、今となってはどっちも大事な作品だから、すごい年だったなあと思います。そこから変わったことは色々ありますけど、少なくともあの頃は、こんなに手を広げることになるとは思ってなかったですね(笑)。特にMCに関しては、元々興味はありましたけど、自分からやりたいと言ったというよりは気付いたら就任してた番組もあって。舞台をやりながらなので本当、パツンパツンです(笑)。――舞台とは別のところでの活動なのかと思いきや、「行列のできる相談所」でミュージカル特集が組まれたりと、井上さんがMCをされることがミュージカル界の活性化にもつながっています。そのあたりは意図してのことですか?それだけのためにやってるわけじゃないけど、そうなったらいいなという思いは常に持ってます。ミュージカルに結び付けられるチャンスがやってきた時、それを生かせる自分であるように頑張ってきたつもりではあるというか。それと最近考えるんですけど、コロナ禍になってなかったら、自分は今こういう感じではなかったかもしれないなって。まずMCの仕事をこんなにはやってなかっただろうし、そこで「演劇界は今こうなんですよ」って言わなきゃ、とかも考えなかったかもしれない。発言する場が与えられた時、それに耐え得る言葉を持っておきたいと思うようになったのは、コロナ禍があったからかもしれません。それがいい作用と言えるかどうかは、もうちょっとしてみないと分からないことですけどね。大先輩のもと、ハードルの高い“研修”に挑む!――続いて「リーディングプロジェクト」について伺います。演出・出演の橋爪功さんとは、『謎の変奏曲』(2017)以来の共演となりますね。ヅメさんとはあれ以来、家族ぐるみで仲良くさせてもらってます。大先輩も大先輩ですけど、全然偉ぶることのない大きな人。何かを教えるという感じの方でもないので、ご一緒すればするほど学ぶことがある気がします。これ言い方難しいんですけど、僕にとってこの作品は、仕事ではあるんだけどワーキングホリデー……あ、ホリデーはちょっと違うな……“研修”みたいなものなんですよ(笑)。もちろんお客様に観てもらうに値するものにはしなきゃいけないけど、演技を学ぶ場、インプットするための時間でもあるというか。ミュージカルだけをやっていても、お芝居は上手くならないというのが、自分に関する僕の持論。だからこういう機会があったら、ちょっと無理をしてでも参加したいなと思うんです。――井上さんが出演される第二幕の『船を待つ』は、橋爪さんが昨年、ラジオドラマで渡辺いっけいさんと読まれた作品です。今回は、井上さんが渡辺さんパートを担う形ですか?『リーディングプロジェクト』公演チラシと思いきや、ヅメさんパートなんです! 僕も最初、いっけいさんパートだと思って読んで「あぁいい話だなあ」と思ったんですけど、ヅメさんに何か考えがあるみたいで。ヅメさんパートはヅメさんに合うキャラクターだし、役の起伏も激しくて……絶対難しいんですよ(笑)。ハードルを上げられた状況ですけど、だからこそ“研修”にはふさわしいですよね。ヅメさんとはまだ、舞台の下見にご一緒させていただいたくらいなんですが、物語に合わせたチェロの即興演奏があったりと、もう演出プランも色々あるみたいです。ヅメさんが凄いっていうのは分かるんだけど、具体的に何が凄いのかはいまだにつかみ切れてないところがあるので、それが知れるのも楽しみですね。――さりげなくおっしゃいましたが、草月ホールを一緒に下見されたんですね?たまたま時間が合ったというか、ヅメさんが行くと聞いて、じゃあ行こうかなってだけの話です(笑)。でも草月ホールって、僕が20年くらい前に初めて自分のコンサートをやった場所なんですよ。初めてひとりで歌ったりトークしたりした場所に帰ってくるということで、図らずも原点回帰な感じもありますね。ホールとしても舞台面も、大きくはないんだけどとても雰囲気があって、こういう場所だからできることがありそうだなと思っています。息を吸うように演技できるようになりたい――最後に、お誕生日を迎えたばかりということで、43歳になられた今の心境などもお聞かせいただければと思います。平均寿命みたいなことを考えると、そろそろ折り返し。社会人としての責任が増してるというか、「選挙行こう」って言わなきゃ、と思ったりはしますよね(笑)。やることは増えてるけど体力は落ちてくっていう、先輩方からよく聞いてたことになってるなと思います。最近よく、みんなから「働きすぎだよ、休みなよ」って言われるんですけど、僕は身をもって知らないと納得しないタイプだから、本当に限界が来るまで休む気持ちにはならなくて。かといって、いつまでも切羽詰まって忙しい忙しい言ってるのも違うな、とも思ってて。自分の限界を知りたいけど、同時に余裕を持ちたいなとも思う、そんなハザマにいる感じですかね。――では、折り返したあとの「役者としての抱負」は?当たり前のように演技したり歌ったり、あと司会したりもできるようになりたいなと思います。そのためにはやっぱり、やり続けることが大事で。どんな仕事も、1回立ち止まって久し振りにやるとけっこう大変で、やり続けてるほうが楽なんですよ。役者として、息を吸うように演技できるようになるために、演技してる自分も自然な自分って状態にどんどんなれるように、この生活を続けていきたい。その結果として幅が広がるならそれは素敵なことだけど、そこを目指すというより今は、「演技をずっとしておきたい」気持ちでいます。取材・文:町田麻子撮影:塚田史香ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★井上芳雄さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ』2022年8月14日(日)~2022年8月17日(水) 東京・THEATRE10102022年8月19日(金)~2022年8月22日(月) 大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ2022年8月24日(水)~2022年8月31日(水) 東京・シアタークリエ『リーディングプロジェクト』2022年9月16日(金)~2022年9月19日(月・祝) 東京・草月ホールチケット情報()
2022年07月20日高橋一生主演、川平慈英、伊原剛志、前田敦子、村岡希美、野田秀樹、白石加代子、橋爪功が出演し、“フェイク”が蔓延る現代に、野田秀樹が、「コトバ」というものに正面から向き合った意欲作『フェイクスピア』。2021年5~7月、東京・大阪にて上演され、多くの観客から好評を博した同作品が、NODA・MAP初の試みとして有料配信される。配信は2月19日(土)19時より、東京芸術劇場プレイハウスで行われた東京公演の本編映像と主演・高橋一生にフォーカスした<高橋一生カメラ>の映像という2つのアングルで堪能できるほか、本編終了後には特典映像としてキャストの座談会も収録。「第29回読売演劇大賞」において作品賞、男優賞、演出家賞の3部門で優秀賞を受賞。「演劇の力」を体現する仕掛けと熱量に満ちた舞台で、野田秀樹の緻密な脚本と大胆な演出、そして高橋一生の真摯に響く台詞としなやかな演技体に加え、橋爪功と白石加代子が醸し出す圧倒的な存在感が観るものを魅了し続けた同作品。開幕後しばらくの間は緊急事態宣言下にあったため、さまざまな理由で観劇を躊躇したり、当日券販売ができなかった為にもう一度観たいけれど観ることができなかったという状況をふまえ、「なんとしても観たい!」「もう一度観たい!」という多くの声に応えるべく、野田秀樹、NODA・MAPとして本作をより沢山の人たちに届けたいという思いから、NODA・MAP作品としては初めての配信が決定した。【初配信!】NODA・MAP「フェイクスピア」配信期間:2022年2月19日(土)19:00~2月27日(日)23:59Blinky(ブリンキー)にて配信【特典映像】本編終了後、高橋一生、橋爪功、白石加代子、野田秀樹による座談会インタビュー映像を収録配信チケット発売期間2022年2月5日(土)10:00~2022年2月27日(日)18:00配信チケット料金:¥3,500(税込)チケットぴあ 配信プラットフォームBlinky(ブリンキー) ※視聴には会員登録が必要になります。※ご利用端末によってはご視聴いただけない場合がございますので、事前にBlinkyオフィシャルサイトにて視聴可否をご確認の上、チケットをご購入ください。出演:高橋一生川平慈英伊原剛志前田敦子村岡希美白石加代子野田秀樹橋爪功石川詩織岩崎MARK雄大浦彩恵子上村聡川原田樹白倉裕二末冨真由谷村実紀手打隆盛花島令間瀬奈都美松本誠的場祐太水口早香茂手木桜子吉田朋弘作・演出:野田秀樹収録日・収録場所2021年6月12日(土)・東京芸術劇場プレイハウス【配信スポット映像】問い合わせ先本作品に関するお問合せ: (NODA・MAP)視聴方法、操作方法に関するお問合せ: (Blinky)チケットに関するお問合せ: (チケットぴあ)
2022年01月29日アンソニー・ホプキンスのアカデミー賞主演男優賞でも話題になった『ファーザー』(フロリアン・ゼレール監督・脚本)が、元は舞台で、日本でも橋爪功と若村麻由美主演で上演され大評判になったことを、映画を見てから知った人も多いはず。ゼレール監督は、ただいまハリウッド進出第2弾となる『サン(息子)』を撮影中だが、これもまた自身作の名舞台の映画化だ。映画の前に舞台版を見ておくと、双方のおもしろさが格段にアップすることを、舞台『Le Père 父』に続き『Le Fils息子』にも出演する若村さん自身が、証言してくれている。──橋爪功さんの父アンドレと若村さんの娘アンヌで2年前に上演され評判になった『Le Père 父』が、作者のフロリアン・ゼレール自身の監督・脚本で『ファーザー』という映画になり、アンソニー・ホプキンスとオリヴィア・コールマンの名演が話題になりましたね。拝見しました。いやもう、すごいの一言です。父も娘も、あそこまで演じていることを感じさせない境地に達せるものなのかと。ほんとに素晴らしかったです。ゼレールさんは脚色も手がけていますが、もともと演劇として書かれた作品なので、映画を見て、演劇版のおもしろさを再確認できました。ラッド(『Le Père 父』『Le Fils息子』演出のラディスラス・ショラー)演出の舞台では、父親の記憶が不安定になるのに応じて、場面転換ごとにフラッシュが入り、同じ部屋でも家具が少しずつ減っていったり、演劇エリアも前方のみから、だんだん奥行きが広がっていって、最後は何もない真っ白い空間になるんです。まるで父の脳内を表すような美術と演出で想像力をかき立てられてとても面白かったです。映画だからこそ見せられる怖さとリアルさも素晴らしかったし、映画によって舞台を反芻することもできて、貴重な経験でした。──そのゼレール作品の『Le Fils息子』を読んでみた印象はいかがですか。ゼレールらしい人間関係の描き方と思いました。すごく濃密で、家族の想いがどんどん交差していく。自分自身のことさえ思い通りにならない状態が、リアルですね。それからシーンが次々と変わっていく映像的なところも、共通していると思いました。『Le Père 父』は、父の認知症が進行するたびに、フラッシュすることで場面転換していくのがアートのように美しく、ゼレールの戯曲とラッドの演出の融合がとても素晴らしかったです。今回どんな演出になるのかは、まだわかりませんが、17場もあるのでどんな場面転換になるのかも楽しみです。──認知症の父を持つ娘のアンヌから、すでに別居している元夫ピエールとの間の17歳の息子ニコラを扱いあぐねる、シングルマザーのアンヌへと、複雑になりましたね。同名のアンヌですが別人です。前回は娘。今回は(前)妻であり、母であるという点では、女性として成長した感じがあります。仕事もあって、子供への愛情も強いけど、なかなかうまく向き合えないうえに、別れた夫との問題もある。働くママたちは、たくさんのものを抱えていますよね。アンヌは元夫ピエールへの未練もあるし、息子ニコラへの愛もあるのに、すべてがうまくいかない。そしてうまくいかないのは自分のせいではないかと、自分を責め続けているんです。ラッドも言っていましたが、ピエールとアンヌはともに弁護士なので、ロースクール時代からの長い付き合いを経て、結婚したのかもしれません。ニコラが9歳のときに親子3人でアフリカ旅行をした話が出てくるんですが、アンヌにとっては、そのころが最高に幸せだったんですね。現在はあまりにもつらく、現実逃避したくなるほどで、昔の幸せだったころの思い出にしがみついている状態です。でも、もうニコラは17歳。悩みをたくさん抱えていて、母親への態度も変わってしまった。アンヌには、最愛の息子がまったく得体の知れないものになってしまったように見えるんです。でも、どうすることもできない。悩んだ末に、元夫のところに助けを求めに行く……という場面から始まるんですが、ほんとうにつらく大変な物語です。濃密な父子を演じる岡本親子は、演じている時の方が親子にみえる──登場人物たちの抱える問題が、みなあまりにもリアルで、誰の立場になってもつらい展開。今回は岡本圭人さんと岡本健一さんという、実の父子が父子役ですが。最初に聞いたときは、驚きました。かなり濃密な父と子の話ですから、おふたりとも覚悟と勇気をもって臨んでいらっしゃるのだと思います。不思議なんですけど、ニコラとピエールを演じているおふたりは親子に見えるんですが、ふだんの健一さんと圭人さんは、親子に見えなくて(笑)。たぶんおふたりとも意識せず、ふつうにしていらっしゃるんだと思うんですけど、健一さんは自由でオープンマインド、圭人さんは礼儀正しくひたむき。とても誠実でピュアなところが、ニコラらしいです。役の方が親子っぽく見えるなんて、役者として素晴らしいことだと思います。──『Le Père 父』に続いて『Le Fils息子』もゼレールの監督による映画化が決まりましたね。そうなると、まず演劇版を観ておくといいですよ!(笑)演劇版と映画版を見比べると、同じテーマを、舞台と映画という異なる手法でそれぞれどう描くのかを見比べることができて、すごくおもしろいと思います。私が『Le Père 父』(舞台)と『ファーザー』(映画)を比べることで得たおもしろい体験を、ぜひ『Le Fils息子』で味わっていただきたいです。取材・文:伊達なつめ撮影:藤田亜弓ヘアメイク:長縄真弓スタイリスト:岡 のぞみ衣装:ブラウス(ottod’Ame/ストックマン)、パンツ(TANDEM/ストックマン)、イヤリング、リング(ABISTE)、シューズ(FREE LANCE/ストックマン)『Le Fils(ル・フィス) 息子』2021年8月30日(月)~2021年9月12日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウスほか、北九州、高知、能登、新潟、宮崎、松本、兵庫に巡演予定
2021年08月21日「“男性脳=ゴール指向型”と“女性脳=プロセス指向型”の特質の違いに、夫婦仲がピリついてしまう要因があります」そう指摘するのは、近著に『不機嫌のトリセツ』がある、脳科学・人工知能研究者の黒川伊保子さん。現在、公開中の映画『お終活熟春!人生、百年時代の過ごし方』。大原夫妻は夫(橋爪功)の定年退職以降、ケンカを繰り返す毎日ーー。そんな夫の“イライラ言動”も、黒川先生の解説があればスッキリ!「典型的なすれ違い夫婦の描写にクスッと笑っちゃうのですが、最後には『夫婦っていいなぁ』としみじみ感じました」■白髪染めをする妻に「おまえ、そんな髪染めて、どうすんだ?誰か見てもらいたいヤツでもいんのか?」「『~なことしてどうするんだ』は、まさに日本人男性の定型文!男性の脳は、結果に対するコストを考える“ゴール指向型”ですので、こうした場合には“自分の行動の利点”を説明すると、案外すんなり折れてくれます。たとえば『友達に指摘されたくないから染めるのよ!』などと言ってみて」(黒川先生・以下同)■なかなか結婚しない娘のことを愚痴って妻に「おまえがあんまり甘やかしすぎるから……」「『娘だけじゃなく、おれにも優しくしてよ!』という思いも見え隠れ。過去のことをグズグズ言うのは、“プロセス指向型”の女性のほうに、じつは多いんです。『夫も年を取って女性っぽくなったな』と受け取るといいですね」■掃除機をかける妻に「もうどいて、ジャマ」と言われて「どっかほかからやりゃあいいだろう。おれの家なんだから、どこで寝ようと、俺の勝手だろー」「『おれの家』発言は許せない主婦は多いと思います。でも夫の本音は『おれにも少しくらい居場所をくれ……』と弱気な場合がほとんど。軽く流しちゃいましょう!ちなみに男性は変化に弱く、報告・連絡・相談が大好き。『30分後に○○するね』などと事前予告すると素直になってくれます」■「お母さんのアジフライは絶品」と娘が言うと「フツーだろ、こんなものは」「夫にとって、これは褒め言葉のつもりなんです!『(料理上手なお母さんが作っているんだから、おいしいのは)当たり前だろ(何を今さら褒めることがある)』という意味。妻を自らの一部と思うがゆえの“謙遜”である場合も」この映画をきっかけに、あなたも夫との関わり方が変わるかも。
2021年06月15日