2016年6月9日 08:00
蛭子能収がまさかの“やくざ”役に抜擢! オファーに「大丈夫かな?と」
蛭子:俺はとにかく、監督さんに言われたことだけをやって、身を委ねていました。自分でアレコレ考えるタイプではないんですよ。“こうやろう”とか提案も絶対にしません。それは、自分の持ち場ではないから。映画を作るのは誰かと考えると、監督さんです。彼が作りたいものを作るために、こちらは協力するだけですから。自分も漫画を描くときに「蛭子、こうしたほうがいいんじゃない?」とか言われるのは嫌。自分が思ったままに描きたいから、それは監督さんも同じだと思うんですよ。
俺が考えるのは自分の漫画のときだけ。
――お気に入りのシーンは?
蛭子:ここがよかったというのは、あんまりないですけど。でも、一生懸命やったなと思うのは、柳楽優弥さんと向かい合って、目と目を合わせて笑わずに近づいていくシーン。自分では頑張ったつもりだったんですけど、いざ観てみるとそんなでもなかったですね。顔がね…、全体的に鋭い顔をしていないからね。目がもうちょっと大きかったらいいんですけど、見開いても小さいし…(笑)、眠っているように見えるじゃないですか。――でも、今日の撮影を見ていて、鋭い目をされていると感じました。
蛭子:僕はね、おひとよしの顔だから。