くらし情報『センスよすぎ! 戦前の天才アーティストが残した「しびれる作品」3選』

2021年2月25日 19:30

センスよすぎ! 戦前の天才アーティストが残した「しびれる作品」3選

作品テーマは日本橋界隈の風景です。

《青柳》では人物のいない室内の様子が高い視点から描かれ、畳の上に三味線と鼓が並んでいます。柳の葉と畳の緑がさわやかなのですが、ぽつんと置かれた和楽器がちょっと意味深。いろいろと想像力をかきたてられます。

《雪の朝》も美しい作品です。降り積もった新雪と家の明かりが描かれ、凛とした空気感が伝わります。

センスよすぎ! 戦前の天才アーティストが残した「しびれる作品」3選


必見作三つ目は、『サンデー毎日』に連載された吉川英治の小説『遊戯菩薩』の挿絵原画。黒く塗りつぶされた背景に繊細な線で男女が描写されています。
小説のストーリーを知らなくても、この登場人物たちのいる世界に引き込まれていきそうです。

センスよすぎ! 戦前の天才アーティストが残した「しびれる作品」3選


会場には、雪岱が装幀を手がけた本もたくさん並んでいます。どれもおしゃれなデザインで、ジャケ買いしたくなるものばかり。センスの良さが光っています。

商業美術の分野で活躍した人の作品は、散逸しているケースもあり、展覧会でまとめて見られる機会はあまりありません。ぜひこの貴重なチャンスに、雪岱の多彩なアートワークをご覧になってみてください。

Information

会期 : ~4月18(日)
※会期中、一部展示替えあり※事前予約制
時間 : 11:00~16:00 (入館は15:30まで)

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