2021年3月31日 20:10
“経済ありき”ではなく…「未来のカタチ」を実現するSDGsとは?
毎日の暮らしの中で、私たちが選んでいるものが自分にとって快適であることはもちろんだけど、それが地球環境や世界の誰かの笑顔にもつながっていたら、きっともっと心地いいはず。今、地球で起きていることをちゃんと知って、それぞれが未来のためにできる気持ちいい生活を、考えてみませんか?
誰もが自分の目標と感じる、皆で考えた「未来のカタチ」。
たくさんのお金や権力を手に入れるために、地球の資源や自然、人の権利など何かを犠牲にするやり方はもうやめよう。近未来の新しい経済のあり方、世界のあり方をみんなで考えようよ―SDGsのメッセージだ。
SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、「持続可能な開発目標」と訳される。2015年9月の国連サミットで、加盟する193か国すべてが賛成した国際目標。ゴールは2030年で、それまでに目指す「未来のカタチ」が、17の目標と169の“ターゲット”と呼ばれるより具体的な目標にまとめられている。
この世界をみんなで大転換しようという壮大なビジョンは、かつてないほど多くの意見を集めて作られた。
「一部の専門家がルールをすり合わせる決め方ではなく、“会議室の外”にいる専門家や、ウェブ上で募った約1000万人の声をもとに課題を検討し、時間をかけてまとめられました」