くらし情報『平井堅「ショックだったけど、致し方ない」 デビュー前に受けた衝撃指令とは』

2021年5月23日 19:10

平井堅「ショックだったけど、致し方ない」 デビュー前に受けた衝撃指令とは

だから自分でこういう服を着たいとか、こういうメイクをしたいとか、写真を選ぶにしても、みんなで決めてもらっていいくらい。自分のこだわりって、捨てたほうがこの仕事って上手くいく気がしていて。そういう意味で自分の感覚を殺すクセがついたというか、僕自身がそういう人間になっちゃったところがあって。だからジャケット写真で顔を消したり、こういうタイトルでアルバムを作ったのかもしれないですね」

個性的な人への憧れ今でもありますよ。
彼は自分のことを「ただ歌が得意だっただけで、歌うこと以外に関しては、特に何かが優れているわけでもないし、自分のセンスや感覚を全く信じてない」と言い切る。だからこそ周りのエキスパートを信じて平井堅というひとつのプロジェクトを作り上げてきた。それがポップにもシリアスにも振り切れていく表現の自由度を高め、また「僕以外の他者は全てクリエイティブな存在である」という考え方が「自分以外の主人公」をリアルに歌う作風にも繋がっていったのだろう。

「強烈な個性を持った人への憧れや羨望はもちろんありますよ。
『この人みたいになりたいな』と毎日思うし、でも自分以外にはなれないっていう諦めもある。

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