2021年7月14日 19:10
モデルは英17~18世紀のコーヒーハウス? 新時代のオンラインコミュニティ
知識や思想の土壌を作る、横の広がりを目的としています。チャット形式で日々の疑問や意見を交わせるコミュニティにも参加可能。『LGBTQを知れるおすすめの本がありますよ』とシェアしたり、日常の中でモヤッとした疑問をフランクに書き込み、意見交換ができるようになっています」
人と人とが歩み寄るのに、恋愛でも友人関係でも、お互いの好きなものの共通項を見出す方法をとりがちだが、「それをポジティブとするならば、ネガティブな部分のベン図こそ大事」だと辻さん。
「私自身、成績表に赤点と学年1位の両方があるような偏ったタイプで。プレゼンは得意でも整理整頓はまるでできなかったりするんです(笑)。そういう自分が不得意なことを最初に伝え、苦手なことを平均点にするのではなく得意分野を伸ばして、パズルみたいに人と人とを合致させることで、コミュニケーションは格段にとりやすくなるはず。SCHでは自己紹介スレッドに“伝えておきたいこと”の枠を設けていて、苦手なことやカミングアウトしておきたいことがあれば書き込めるようにも。同じオンラインでも、フルオープンのSNSとは違い、SCHはあえてメイツ以外に非公開にすることで、わからないことをわからないと言えて、苦手なことを自己開示しやすいクローズドな環境に。