2021年7月14日 20:10
会って話して生まれる熱量が大事? 古着屋『DEPT』代表の“ものづくり”論
私自身がそう在ると、相手も同じようにそのままでいてくれる気がして。30代後半になった今、人間関係は充実していると感じています」
10代から仕事を始め、駆け抜けて30代後半へ。多くの人と出会いながら蓄積された人間関係が主体的なものへと変化している。
「それまで着飾っていたのが、もうなんでもいいや~ってなったのかも(笑)。自分自身に余裕が生まれてきたことと、人への興味が強まったのは大きいです。表現が難しいのですが、前はもう少し排他的な人間だったかもしれない。ひとりでいるほうが好きだったし、たくさんの人と一緒にいる必要はないと思ってて。先天的に人間は好きだけど、人のことを好きになって、自分をそのまま表現することが怖くなくなってきたのは変化としてあると思います」
自身のブランド『mother』を成長させながら、’15年には父が創設した古着屋『DEPT』を引き継いだeriさん。
そこからまた、一段と活動の幅が広がっていくことに。
「『mother』でも古着を扱ってきたので、父の会社を継いだことで大きな変化はないのですが、その頃から自己紹介で『古着屋です』と言うようになって。自分のアイデンティティのひとつに“古着屋”が加わったことで、人とのコミュニケーションがスムーズになった気がします。