くらし情報『なぜ『有吉の壁』はヒットするのか? 制作陣が明かす“テレビの新しいカタチ”』

2021年8月3日 19:00

なぜ『有吉の壁』はヒットするのか? 制作陣が明かす“テレビの新しいカタチ”

番組作りで大切にしているのは「誠実であること」。

「今の人は、YouTubeやTikTokを毎日見ているので相当な目利きです。何がリアルでそうじゃないか、すぐ見抜かれてしまう。だから、過剰に演出せず、誠実にリアルに作ることはすごく大事にしていますね。たとえば、コントは表情がオチだったりしますから、ネタを毀損しないように、なるべくテロップは入れません。聞き取りにくいところは入れますが、字で笑わせなきゃいけなくなってしまいますからね」

その対極にあったのが、ひな壇のトークバラエティともいえそう。

「トークが上手い方々が集まり、流れを組み立てていく、いわばショーアップされたプロレスの感覚で楽しむのがひな壇のバラエティ。それももちろん面白いんですけど、緻密に構築されたものは、どうしても最初に考えた範疇に収まってしまいがちなんですよね。
『壁』はその枠からはみ出たドキュメンタリー。ある種確立されたお笑い技術では通用せず、先週ウケたパターンが今週はもうウケないということが毎週起こります。そうした予定調和が崩れたリアルさに目の肥えた人が惹かれるのは、時代と一致しているからなのかもしれません」

やるまでどう転ぶか予測不能という厳しい条件下で、芸人たちが必死に考えたネタには口を出さないのが、橋本さんのモットー。

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