くらし情報『劇団四季『オペラ座の怪人』を支える! 知られざる“床山”の仕事内容とは?』

2021年8月12日 19:10

劇団四季『オペラ座の怪人』を支える! 知られざる“床山”の仕事内容とは?

ロングラン公演の多い劇団四季では、一つの役に複数の俳優がキャスティングされている。そのためメインの役に関しては、演じ手の頭に合わせたカツラを用意。

「大事なのは、客席から舞台を見た時に、その役のイメージに合っているかどうか。同じカツラでも、俳優の目鼻の位置や顔の形、身長や体型によってだいぶ印象が変わります。ですのでフィッティングしてみて、大きさだけでなく、部分ごとにボリュームを変えたり、もみあげの長さを調整したり、人によっては毛を植えたり抜いたりすることもあるんです」

実際に俳優がそれを着けて舞台に立ち、本番の照明が当たって見えた時のビジュアルが、自分の頭の中で思い描いたキャラクターイメージとぴったり合った時が、やりがいを感じる瞬間と山田さん。

「生身の俳優が目の前で演じ、歌っている時の熱量や息遣い。そこに照明や小道具、装置…すべてが一つになった総合芸術。それを五感で余さず感じ取れるのが生の舞台の魅力だと思っています」
様々な道具を使い分けながらカツラをメンテナンス。

劇団四季『オペラ座の怪人』を支える! 知られざる“床山”の仕事内容とは?


現在、公演を担当している床山さんは4人。終演後、必要なカツラを床山部屋に集め、1人につき1日約4体程度のメンテナンスを担当。

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