2021年9月8日 19:30
「日本は素晴らしい! なぜなら…」注目の英国監督が語る日本への思い
発表された1941年当時には、なんと2000回も上演されたほどの人気を博した作品です。そこで、80年の時を経て本作を現代に蘇らせたこちらの方にお話をうかがってきました。
エドワード・ホール監督
世界中で大ヒットを記録したテレビシリーズ『ダウントン・アビー』で、監督を務めたこともあるホール監督(写真・右)。今回はドラマや舞台演出まで幅広く手掛ける監督に、本作の見どころや自身のクリエイティブ活動の秘訣などについて、教えていただきました。
―「不朽の名作」と言われる原作を映画化するうえでプレッシャーもあったと思いますが、意識したことはありましたか?
監督まず一番にあったのは、「オリジナルのスピリットに忠実でいたい」という思い。今回はノエル・カワード財団のサポートも非常に手厚かったので、写真や手紙を読んだりする時間をかなり取って準備しました。そうやっていくことで、ノエルがどんな意図を持って綴った戯曲なのか、ということを掘り下げていきたいと思ったからです。映画にするうえでストーリーやキャラクターを広げているところはあっても、作品のDNAは変わっていないと自負しています。
―監督が思うこの作品の魅力とは、どんなところでしょうか。