2021年9月8日 19:30
「日本は素晴らしい! なぜなら…」注目の英国監督が語る日本への思い
ただ、以前からお互いのことを知っていたので、必要以上に気を遣ったり、どう思われるかに緊張したりすることなく、仕事を進められたのはよかったなと思っています。実際、彼女とは馬が合うというか、通じ合っているような感覚を味わうことができましたから。
そして、今回の仕事を通して、ジュディは俳優のなかでも本当に傑出した存在だと改めて気づかされました。その彼女と現場で関係性を深められたのは、素晴らしいことだったと思います。
最悪なのは、スランプよりも諦めてしまうこと
―劇中では、スランプに陥るチャールズの姿が描かれていますが、監督自身はスランプを経験したことはありますか?
監督僕はスランプにあまり気がつかないタイプかもしれません。なので、状況が険しくなってきたときでも、とにかく仕事をし続けるようにしています。それで乗り越えられるというわけではないのですが、僕はクリエイティブであるうえで必要だと考えているのは、99%の努力と1%のインスピレーション。仕事に対しては、何よりも努力が大切だと信じています。
僕にとってスランプよりも最悪なのは、壁にぶつかって諦めてしまうこと。そうならないために、問題が起きても、そこに向かって突き進んで行くしかないんですよね。