2021年10月27日 19:10
BTSが世界的な共感を得ているワケとは? エンタメから“いまどき男子”を分析
は高級品で自己顕示欲を満たそうと考える人が減り、収入の高さが最優先ではなくなっている。それより誰かの役に立つなど意義ある仕事をしたい人が多い。たとえば、最近サステナブルな食料として注目されている昆虫を使ったレストランを経営する’94年生まれの篠原祐太さんなどは、その一人だと思います」(N.D.Promotion代表取締役・金丸雄一さん)
社会に対する問題意識を持ち、発信する。
今年上半期、ルッキズムをテーマとしたNHKのドラマ『きれいのくに』が話題となったが、その脚本を手がけたのが、’93年生まれの加藤拓也さん。
「このドラマは、美容整形が禁止された近未来をおもな舞台としたSFですが、外見至上主義による問題を、これほど真正面から扱った作品は、かつてなかったと思います。しかも、美容整形が悪いという結論でもないんです」(岡室さん)
単純に白黒つけないことで、一人ひとりがこの問題を考えるきっかけになる、ともいえるだろう。作品に社会的なメッセージを込めるのは、音楽にも共通する。「なかでもBTSは、これまであまり男性が話題にしてこなかった、セルフケアや自分を愛することの大切さを発信している。