2016年9月22日 20:00
じつは熱い人!? 向井理が“やっと実現させた”ものとは?
「何年も前から蓬莱(竜太)さんに“一緒にやりましょうよ”と言い続けて、今回ようやく実現したんです」
そう向井理さんが話すのは、4作目の主演舞台『星回帰線』のこと。向井さんが出演した’08年の映画『ガチ☆ボーイ』の原作が、蓬莱さんが脚本・演出を手がける劇団の舞台だったことから、「共演者に誘われて観に行くように」なり、かれこれ7~8年。「劇団公演の打ち上げに参加して、少しずつ蓬莱さんとの距離を縮めていった」とか。スマートな物腰からクールな印象を受けるけれど、じつは熱い人なのかも!?
「自分と同じ方向を向いてくれそうな方…それが監督やスタッフさんでも、そういう人と出会うとうれしくなっちゃうんですよね。
それで“こういうことやりたいですよね”って話したり。結局その人と仕事をするのが好きってことなんですけれど」
蓬莱作品に惹かれる理由は、「わかりやすくないところ」だとか。
「日常の延長線上にある物語なのに、誰も気づかないうちにちょっとずつ、でも確実に物事が掛け違っていって、気づいたら後戻りできないところにきている。その日常が破綻していく様が会話劇で繰り広げられるんですけれど、丁寧に描かれていて見事なんですよ。