2021年11月10日 19:30
すごいよ縄文人…! 圧巻の“東京産”土偶100点にしびれる展覧会
数年前から続く縄文ブーム。火焔土器やハート形のかわいい土偶など、縄文時代につくられた造形物の美しさに魅了されている人も多いと思います。現在、両国の江戸東京博物館で開催中の特別展『縄文2021―東京に生きた縄文人―』では、東京エリアの縄文人にフォーカス。遺跡から見つかった道具類や復元模型などの展示を通し、縄文人たちのリアルな暮らしに迫っています。圧巻の“東京産”土偶100点もご紹介!
縄文人の道具がすごい!
【女子的アートナビ】vol. 225
この展覧会では、1万年以上続いた縄文時代に、東京の縄文人たちがどんな暮らしをしていたのか、最新の調査結果をもとに、多くの出土品や模型などを用いて紹介しています。
まず第1章「東京の縄文遺跡発掘史」では、3800か所以上もある都内の縄文遺跡より、大森貝塚をはじめ著名な7つの遺跡から発掘された土器などが展示されています。
続く第2章のタイトルは「縄文時代の東京を考える」。お墓や精緻な土器、さまざまな道具類を通して、東京の縄文時代を紹介しています。
ここでの見どころは、縄文時代のキッチン道具である「植物加工具」。石皿と磨石を使って、縄文人たちはクルミやクリなどの木の実をすりつぶし、蒸したり焼いたりしてパン状にして食べていたそうです。