2021年11月25日 22:10
SUPER BEAVER・渋谷龍太「救急車で運ばれ…」 波瀾万丈のバンドストーリー
メジャーの時に比べたら、全然楽しい!って感じだったんですよね。ツアーで使う移動車を買うために4人でローンを組んで。アルバイトしてバンドの資金を貯金しながらの活動でしたけど。何の知識も経験もなかったからこそワクワクできました。
――いよいよ初の武道館公演を開催した2018年。「4人だけで音楽をやったから、4人だけでないことに気づくことができた」と書かれていました。
渋谷:CDを作るにしても、ツアーをまわるにしても、4人だけじゃ何もできなかったですからね。全国各地のライブハウスで「じゃあ次はいつ来いよ」って言ってもらえたり、制作費を「CDが売れたらでいいよ」と言ってくれる方が周りにいてくれた。
「お前らお客さん全然いなかったのに、そろそろワンマンライブできるんじゃないの?」なんて一緒に喜んでくれる人がいることが、本当に尊いことだなって。自分たちで音楽をやり始めてようやく気づけたんです。
――メジャー再契約後は、レコード会社スタッフとの関係性や環境にどんな変化がありましたか。
渋谷:レコード会社さんからしたら、俺らめちゃくちゃ厄介な存在だと思いますよ(笑)。メジャー落ちバンドと、素人マネージャーの組み合わせで何ができるんだ?って言われたところからひとつひとつ構築してきたチームとしての自負がありますから。