くらし情報『あのジョブズも購入! “心に響く”美しい日本を描いた川瀬巴水の新版画』

2021年12月12日 18:00

あのジョブズも購入! “心に響く”美しい日本を描いた川瀬巴水の新版画

現在、新宿のSOMPO美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展が開かれています。日本の風景画などを数多く手がけた版画家の川瀬巴水(1883-1957)。アメリカにもファンが多く、あのスティーブ・ジョブズも作品を購入したことで知られています。今回は、巴水の人生と作品をご紹介します。

周囲からは反対され…

【女子的アートナビ】vol. 230

1883年、東京市芝区(現在の港区)の糸屋兼糸組物職人の長男として生まれた川瀬巴水(本名・文治郎)は、幼いころから絵が得意で、画家になることを夢見ていました。ですが、跡取りであったため周囲から反対され、家業をつぎます。

絵の道を諦めきれなかった巴水は、家業を妹夫婦に譲り、25歳のとき日本画家・鏑木清方に入門を希望します。しかし、年齢を理由に断られてしまいます。


27歳で、再び清方に入門を懇願。そこで認められ、約2年後に清方から画号「巴水」を与えられます。

目次

・周囲からは反対され…
・震災ですべて焼失…
・スランプや戦争も…
・12月26日まで開催中
・Information


あのジョブズも購入! “心に響く”美しい日本を描いた川瀬巴水の新版画


1918年、35歳で木版画家としてデビュー。風景画を得意とした巴水は、旅に取材してさまざまな景色を写生し、最初の連作『旅みやげ第一集』を発表します。

巴水の制作を支えたのは、版元の渡邊庄三郎です。

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