くらし情報『人生を奪われた…日本を席巻した「世界で一番美しい少年」の栄光と破滅』

2021年12月15日 19:30

人生を奪われた…日本を席巻した「世界で一番美しい少年」の栄光と破滅

クリスティーナ・リンドストロム監督 & クリスティアン・ペトリ監督

人生を奪われた…日本を席巻した「世界で一番美しい少年」の栄光と破滅


映画監督としてだけでなく、ジャーナリストや作家など、幅広いジャンルで活躍しているリンドストロム監督(写真・左)とペトリ監督(右)。今回は、日本で行われた撮影の裏側やビョルンさんが本作を通じて伝えたい思いなどについて、語っていただきました。

―本作では、かなり真に迫る内容が多かったと思いますが、撮影を続けるなかで、ビョルンさんが躊躇するようなことはなかったでしょうか?

リンドストロム監督今回は、5年という長い時間をかけ、ゆっくりとしたプロセスのなかで作っていたので、そういうことは特にありませんでした。どの段階においても確認していたのは、彼の準備が整っているかどうか、彼自身が見せてもいいと思っているかどうか。

彼が望まなければ、そもそも撮影もしないスタンスでいたので、彼が途中で止めることはありませんでした。ただ、お母さまの死に関する報告書を警察で読んでいる場面では、彼が受け止めきれていないように見えたので、こちらの判断で撮影を止めたことはありましたが、そのくらいですね。


美を求める気持ちには、破壊的な側面がある

人生を奪われた…日本を席巻した「世界で一番美しい少年」の栄光と破滅


―天から与えられた美貌と才能が彼の人生を奪っていく様子は、ある意味では悲劇のようにも思いましたが、ビョルンさん自身は完成した作品をどのようにご覧になっていましたか?

リンドストロム監督彼は「若い人たちが自分の人生を振り返るうえで、この映画が役に立てばすごくうれしい」

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