2021年12月28日 21:00
“段ボール芸”で20年! もう中学生「家にはネタで使った2000個ぐらいが…」
当時僕は、毎日牛乳やプリンを薬局に買いに行っていたんですが、ある時、店の前に山積みになっていた段ボールを見て、いくつかもらって帰ったのが始まり。それが、2001年7月のこと。その頃は小さい恐竜を作ったりして、シュールなネタを考え続け、ライブに出られない日々が続いていたんですが、2004年の9月、バイトの帰り道に巨大な段ボールが1枚だけ店先に置いてあったのを見つけて、これで超巨大な牛乳を作ったら、もしかしたらライブに出られるようになるかもしれない…と思った。そこから大きな段ボールになりました。とはいえ、根があまり明るくないので、ずっと暗いネタをやっていたんです。でもある時、元同期から電話があり「(本名の)丸田くん、顔が明るいんだから明るいネタやった方がいいんじゃない?まったねー!」ってガチャンと電話を切られて。その通りに明るいネタに変えてみたら、すぐにライブのオーディションに受かり、翌月からライブに出られるようになって。
――ネタの方向性は変化しても、段ボールを使うことにはこだわっていたんですね。
“段ボールアート”とも呼ばれていますが、その魅力はどんなところですか?
もう中:たとえば、今日やるネタは“たわしの1日”といって、段ボールに、寝る、起こされる、洗われる、寝る…とたわしの1日を描いたんですが、そもそも段ボールに絵を描くとか、アートとは何かということではなくて。