2021年12月28日 21:00
“段ボール芸”で20年! もう中学生「家にはネタで使った2000個ぐらいが…」
たとえば、今朝ガレージで、2005年12月にルミネのユニットコントで使った消防車が目に入ったんですが、それを作ったのは、当時、風呂なし、共同便所のアパートに住んでいた頃。その部屋にはネズミがいたんです。ある日家に帰ってきたら、消防車の端がちょっとだけ削られていて。あ、ネズミが削ったんだなって思ってまたそこに赤い色を塗り直したことを思い出したり(笑)。それから、昨日の夜に作ったものを見ながら、あぁこれはあんなニュースを見ながら作ったなぁ…というふうに、段ボールを見るとそれを作っていた時の景色まで全て思い出すんです。作品のひとつひとつが、僕の付箋になっているんですよね。
――付箋とは、素敵な表現ですね。ネタは最初の頃から進化しているのでしょうか。
もう中:自分の面白いと思ったことを形にするという意味では、昔からそんなに変わってはいません。ただ、パンを題材にするならバゲットにして番組名にかけるとか、脳から出た新しい要素も加えているので、過去と現在を合わせていいネタを作りたいです。
――未来的な要素は?
もう中:未来のことには興味がなく、SF自体が何かもわからないです。
もうちゅうがくせい1983年2月14日生まれ、長野県出身。