2021年12月28日 21:00
“段ボール芸”で20年! もう中学生「家にはネタで使った2000個ぐらいが…」
この大きな段ボールを持って劇場に来て、廊下にいる後輩くんや芸人仲間さんから「なんスか、それ」って聞かれた時に、「これは、たわしの1日だよ。見てわからない?」と言ったら「誰がわかるんだよ!」ってツッコまれた時点で、僕としては何日も労力をかけて作った甲斐があったと思えるぐらい、最高に楽しいんです。だから、段ボールアートを作っているという感覚ではありません。お客さまがわざわざチケットを買って劇場に見に来てくれるわけで、貴重なお小遣いで来てくれる人もいれば、仕事の疲れを癒しに来てくれる人もいる。そんな人たちに、心から“くだらない!”と思ってもらえる、見たことのないネタを披露して、家に帰ってもまだ衝撃が残っているようなことがしたいんです。
――なるほど。この20年間で、きっと相当数のネタや作品が出来上がっていると思います。
もう中:家には今までネタで使った2000個ぐらいの段ボールがあると思いますが、明確にウケたとか、自分が自信を持てるものは3つ4つで、あとはほとんどスベったもの。
捨てようか迷ったままです。
――捨てられるものですか?
もう中:捨てたものもありますけど、でも作ったものは全部に思い出があるんです。