2022年1月7日 19:00
“新しい働き方”を実践する3組から学ぶ、いま求められるスキル&人材像
リノベと街づくりを手がける会社の事業部のひとつとして大石真理子さんが率いるのが、弁当&社食「アホウドリ」。大石さんが経営方針から従業員の採用まで任されていて、その人選が実にユニーク。
「別の仕事も持つパラレルワーカーを採用しています。全員同じ方向を向くと会社の成長にはなるけど、個人としてはのめり込みすぎると視野が狭くなりがち。昔はそれでよかったのかもしれませんが、今は一社がその人の人生の面倒を見る時代じゃない。会社に縛られずに自分のやりたいことはやるべきだと思うんです」(大石さん)
例えば、お弁当チームのメンバーとして欠かせない存在の古内珠樹さんは、アクセサリー作家の顔を持ち、中目黒にあるCGパースデザイン会社の社員食堂を任されている杉野牧子さんは、テキスタイルアーティストとして、二足のわらじを履いている。他のスタッフも然り、風通しも良好だそう。
「映画好きなスタッフは堂々と、『映画を観に行きたいから今日は早く上がりたい』って言えるし、もちろん快く送り出してもらえます。
メンバーは20~50代と年齢層も幅広いですが、みんなと楽しく仕事ができて、ストレスは一切ありません。“私だけこんなにやっているのに”という意識が強い人はいないですね」