2022年2月16日 19:30
「日本とイランの映画には共通点がある」イランの気鋭監督が語る日本の影響
最近の日本の映画作家たちに受け継がれている資質だと思いますし、イランでもバハラーム・ベイザー監督は黒澤監督の影響を強く受けていると感じるほどです。そんなふうに2つの国がお互いに刺激し合いながら映画を作っていることは、本当に素晴らしいことだと思っています。
―これからもそうあり続けてほしいですね。それでは最後に、日本の観客へ向けてメッセージをお願いします。
サナイハ監督死刑制度というルールが生む痛みは、日本とイランが共通して抱えているものだと考えているので、ぜひそういったことを含めてこの作品を観ていただきたいです。
溢れ出る感情に締め付けられる
サスペンスとして秀逸でありながら、日本人として決して目を背けてはいけない“社会の闇”を突きつける本作。母として女性として強く生きようとするミナの姿と衝撃のラストは、観る者の心を激しく揺さぶり、さまざまな問いを与えてくれるはずです。
取材、文・志村昌美
胸がざわめく予告編はこちら!
作品情報
『白い牛のバラッド』
2月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ロングライド
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