2022年3月6日 18:40
『愛なのに』で共演・瀬戸康史&さとうほなみ、愛し合うシーンでの監督の指導に驚愕!?
瀬戸:一般人だからね(笑)。
さとう:でも、そうした意味のないことをしてしまうのは、心のどこかに引っかかって取れずにいる相手への想いがある証拠だし、そんな気持ちを“焦がれる”というのかなと思いました。
理由のない想いに、突き動かされる人間くささ。
瀬戸:僕は、自分の気持ちに理由をつけたがる性格で。“自分がこう思ったのはなぜだろう”と考えてしまう、少し冷めたところがあるというか。だけど、『愛なのに』で多田を演じてみて思うのは、好きとか、愛とか、人間の感情や想いに、明確な理由はないということ。“そもそも、理由が要るの?”みたいな言葉をよく聞きますが、その意味がわかったし、発見がありましたね。登場人物たちはみんな人間味があって、そこが面白いところなんだなと。
さとう:“なんかモヤモヤする”とかもありますもんね。
瀬戸:僕がこれまで出演してきた作品は、わりと明確なメッセージやテーマみたいなものがあったけど、この映画は、いい意味でふわっとしている。だからこそ、ちゃんと作品を通じて伝えたいことを届けられているのかなと思ったところもあって。
さとう:私は瀬戸さんとは逆で、本当に何も考えずに生きているタイプだからな。