2022年3月6日 19:10
無意識のうちに性的魅力を感じている? “焦がれる気持ち”を紐解く8つのカギ
また、脳科学的には、焦がれるは「Want」と深く関わっていると、脳科学者の恩蔵絢子さん。
「人間の脳は、単に好きだからといって、その人や物を欲しくなるという構造にはなっていないんです。そこに相手の内面など“分からなさ”があったときに欲しくなる。焦がれるほど相手を求めるのは、この“分からなさ”によるものです。そんな予期できない状況は人間にとって苦痛ですが、同時にそれが快楽になる仕組みが脳にはあり、脳内に快楽物質ともいわれるドーパミンが分泌されます。そのため脳が“分からなさ”を求めているともいえるのです。しかも“分からなさ”の探求は自分の成長にもつながります。こうした利点を潜在的に感じているからこそ、人は苦しくても焦がれてしまうのかもしれません」
まだまだ深い! “焦がれる”を解くための8つのカギ。
焦がれる気持ちの仕組みが分かったところで、どんなときに焦がれるかなど、知りたいことはほかにもまだある。この感情を、さらに深掘り!1、思いが届かないかもしれない…。そのフラストレーションが痛みにつながる。
誰かに恋い焦がれて、胸が締めつけられるような感覚を経験したことがある人もいると思うが、苦しい気持ちを抱えると、実際に痛みとなって身体に表れるのはなぜなのだろう。