くらし情報『イギリスでも大人気…! 日本人が知らない「北斎のスゴさ」がわかる展覧会』

2022年4月30日 18:00

イギリスでも大人気…! 日本人が知らない「北斎のスゴさ」がわかる展覧会

のビデオメッセージが流れ、100年以上前に大英博物館の学芸員だったローレンス・ビニョン(1869-1943)の言葉が紹介されました。とても印象的でしたので、以下に抜粋します。

「1908年、ローレンス・ビニョンは、北斎の風景画を見たときの体験を『美と驚きがひとつになった衝撃』と表現し、『世界は我々の想像を上回る驚きに満ち、我々を狂喜させる力の源であることを北斎は明らかにした。それは、これから我々自身で発見していくことができるものでもあるのだ』と語っています」

これほどの衝撃をイギリス人に与えていた北斎、すごいです!

「芸術家として北斎こそ正真正銘の日本人」

イギリスでも大人気…! 日本人が知らない「北斎のスゴさ」がわかる展覧会


では、展覧会のおもな見どころをご紹介していきます。

第1章「画壇の登場から還暦」では、貴重な初期作から還暦近くの年齢で描いた作品が登場。ここでの見どころは、北斎が直接筆をとった「肉筆画」の名品《為朝図》。曲亭馬琴の読本『椿説弓張月(ちんせつ ゆみはりづき)』の主人公・源為朝を描いたもので、絵のなかには作者馬琴の祝詞も書かれています。

本作品を購入したのは、イギリスの医師、ウィリアム・アンダーソン(1842-1900)。
彼は解剖学と外科の教授として明治期に来日し、東京の海軍軍医学校の校長を務めました。

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