2022年4月27日 19:00
新感覚ホラーで主演の萩原みのり「一番怖かったのは、筒井真理子さんでした」
そういう環境のなかで、朝からひたすら撮り続ける日々でした。内容も内容でしたし、撮影期間も短いうえに、ひとつひとつの撮影にすごく時間がかかっていたので、そういう大変さもあったかなと。
特に、クライマックスのシーンは6~7時間くらいかけて撮っていますが、その間は最高潮につらい状態をずっと維持しなければならないのでしんどかったですね。しかも、怖がって怯えている感じを出すためにつねに過呼吸気味だったので、体力がゼロになるまでやっていたような現場でした。
疲れている様子は、まさにリアルだった
―撮影中はどうやって体力回復されていたのか、「これがあったから乗り切れた」みたいなものはありました?
萩原さんそもそも、回復しない状態のまま進んでいく役柄だったので、そのあたりは徐々に気力を失っていく史織と重なっていたと思います。疲れている様子は、まさにリアルですね。
―そういう状態でも、クランクアップするとすぐに戻れるものなのでしょうか。
萩原さんそのときは、別の作品も撮っていて、撮休の日はほかの現場に行かなければならなかったので、ひきずる余裕がありませんでした。
でも、それが気分転換になったというか、救いになっていたのかもしれません。