2022年4月27日 19:00
新感覚ホラーで主演の萩原みのり「一番怖かったのは、筒井真理子さんでした」
ただ、その現場は『N号棟』とはまったく関係ない作品なのに、セットのなかに『N号棟』に出てくる教授の部屋に飾ってある死に関する哲学書がなぜか置いてあったことも……。そんなふうに、すべてが地続きになっているような錯覚に陥る瞬間はありました。
―それはゾッとする偶然だったと思いますが、実際に現場でも怖い思いをしたことはありませんでしたか?
萩原さん大変すぎて、もはや怖いと感じる余裕もありませんでしたね。というのも、エレベーターが動かないので、毎回5階くらいまで階段で上がらなければいけないのが体力的にきつくて。廃墟には鳥の死骸などもあったので、最初は怖くてギャーギャー言っていました。
でも、だんだん慣れてきて何も思わなくなっちゃったのと、「ギャー」って叫ぶだけで疲れることがわかったので、すごい場所にいるはずなのに、みんなすごく普通にしてましたね(笑)。とにかく、階段を上って現場にいくことがそのときは一番のミッションであり、ほかのことを見ている余裕すらなかった感じです。
みなさんがどこで怖がってくれるのかが楽しみ
―ちなみに、この現場以外で不思議な経験をしたことはないですか?
萩原さん全然ないですね。