2022年4月27日 19:00
新感覚ホラーで主演の萩原みのり「一番怖かったのは、筒井真理子さんでした」
―それほどまで役に入り込んでしまうことは、いままでもありましたか?
萩原さんいや、ないですね。これまではどんな役でも自分の人生とは離れている感覚だったので、そういうふうになったのは今回が初めてでした。
―そこまでいくと、撮影が終わっても影響が残った部分があったのではないと思いますが。
萩原さん実は、それまでも小さい頃から、「死んだらどうなるんだろう」とか「死について考える感覚すらなくなるってどういうことなんだろう」と考えて朝になってしまったことは何度もありました。答えが出ないからこそずっと考えてしまうんだと思いますが、この作品で死について考えることに疲れ果てたのか、いまでは考えなくなったので、逆に前を向けるようになった気がしています。
10年後の自分はどうなっているのか未知
―なるほど。今年はデビューから10周年となりますが、そういう意味での変化を感じることもあったのではないでしょうか。
萩原さん私も感じるのかなと思っていたんですが、そういうこともあまりなく、もう10年も経っちゃったんだなという感じというか。
学校に通っていた期間よりも長く何かしてきたことがないので、不思議な気持ちです。