2022年7月13日 20:00
市村正親と尾野真千子「この人のために生きていたい」生きがいを語る
実際、僕が演じるキャラクターはどれも人間らしい部分を持っているタイプなので、そういう悪役は好きです。だから、今回のワイルド・ナックルズもよかったですが、尾野さんのベル・ボトムは本当に悪い奴ですよね。地でやってるんじゃないかな?
尾野さん(笑)。でも、私は悪役をやりたいと思っていました。そのほうが、やりがいがあるんだろうなと考えていたので。とはいえ、いざやってみると、普通の人のほうがやりがいあることに気がつくんですけど、やっぱり憧れてしまうところはありました。なので、今回できたことはすごくうれしかったです。
いろんな人からたくさんのことをもっと吸収したい
―市村さんは「ワイルド・ナックルズはグルーが憧れる悪党だけど、自分は憧れられる俳優でいたい」とコメントされていますが、すでにおふたりは多くの方に憧れられる存在ではないかと。
おふたりにとって“いい俳優の条件”のようなものはありますか?
市村さんシンプルに言えば、自分の仕事や役を好きでいられるかどうかじゃないでしょうか。好きだからこそ、掘り下げていけるものですからね。僕自身も、いろんなものに興味や関心を示し、好奇心を強く持つことを意識しています。