2022年8月4日 20:00
余命宣告を受けた友人と最後の旅…元カノ達を訪ねた先で迎えた「衝撃の結末」【映画】
そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。
バズ・プーンピリヤ監督
2017年に、タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興収第1位を記録した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で世界的な脚光を浴びたプーンピリヤ監督。その類まれな才能に惚れ込んだウォン・カーウァイ監督が自らオファーし、本作でタッグを組んでいます。今回は、巨匠との制作過程で学んだことや作品に込めた自分の経験、そして日本に対する印象などについて語っていただきました。
―余命わずかな男が元恋人たちを訪ねていくという設定が非常におもしろかったですが、さまざまな選択肢もあるなかで元カノにしたのはなぜですか?
監督ウォン・カーウァイと話していたときに言われたのは、「君の心に近くて、自分が信じられるものを作ればいい」ということでした。そのときに、これまでいろんな恋愛関係を経てきたにもかかわらず、どれもきちんと終わらせていなかったのではないか、と感じたんです。であれば、この映画を作ることがひとつひとつにちゃんと終わりを告げるチャンスになると思って、このような設定にしました。
―ちなみに、モデルにした元カノたちからは、作品に対して反響などもあったのでしょうか。