2022年8月4日 20:00
余命宣告を受けた友人と最後の旅…元カノ達を訪ねた先で迎えた「衝撃の結末」【映画】
監督脚本を書くうえで、彼女たちの許可を取ったほうがいいと思ったので、事前に連絡を取りました。ありがたいことにみんなとても親切で、わざわざ時間を取って会ってくれましたし、承諾もしてくれたので、僕は本当にラッキーだと思います。完成したときには試写にも招待したのですが、作品のなかには付き合っていた当時は明かさなかった思いなども反映していたので、そこからメッセージを受け取ってくれていたらいいですね。
自分の心をさらけ出す大切さを学んだ
―ウォン・カーウァイ監督といえば、世界的にも活躍されていますが、そういう方と一緒に仕事をしてみて学んだことや刺激を受けたことがあれば、教えてください。
監督話したいことはたくさんありますが、取材の時間は足りますか(笑)?本当にそれくらい彼からは多くのインスピレーションをもらいました。僕は10代の頃から彼の映画には影響を受けていたので、今回で夢が叶ったとも言えますね。
いろんなことを学びましたが、なかでも印象に残っているのは、「何のために映画を作っているのか」について。いままではまず観客のことを考えて作っていて、もちろん観客を満足させることも必要ですが、まずは「自分が何を伝えたいのか」