2022年8月5日 20:30
荒牧慶彦「下の世代が育つ土壌作りを」 2.5次元舞台、プロデューサーとしての顔
原作ファンも納得の見事な役作りで、2.5次元舞台の第一線を走り続けてきた荒牧慶彦さん。なんと、6月にはイベント「演劇ドラフトグランプリ」でプロデューサーとしてもデビュー。今、2.5次元舞台界隈を新たな視点から盛り上げようと奮闘する荒牧さんの、頭の中とは。
今後の演劇界の活性化に繋がるならば嬉しい。
近頃、気になる面白そうな企画に、荒牧慶彦さんの名前を見かけることが増えている。そう感じていたところに飛び込んできたのが、「演劇ドラフトグランプリ」開催のニュース。2.5次元舞台で活躍する俳優たちが一堂に会し、俳優たち主導で企画プロデュースしたオリジナル演劇作品を、披露し合うという前代未聞のイベント。そこに出演者としてだけでなく、プロデューサーとしてクレジットされていたのが荒牧さんだった。
「もともとはコロナ禍で演劇の新たな可能性について話すなかで、ポンと浮かんだアイデアでした。俳優たちが自分で作家や演出家、共演者を指名して作品を作るって、おこがましいのは間違いない。でも、お祭りとしてやったらなと思ったんですよね。それを面白いと言ってくださる方々がいて、実現に向けて協力してくださる方が少しずつ増えていって、企画が膨らんでいった感じです」