くらし情報『なじみの店にしか行かなくなったら注意! 精神科医が教える、脳の老化のサイン』

2022年9月21日 18:00

なじみの店にしか行かなくなったら注意! 精神科医が教える、脳の老化のサイン

チャレンジ精神がなくなるわけだから、どんどんつまらない人間になっていく。頭を使わなくなったり、体を動かさなくなったり、「若くいたい」とさえ思わなくなってしまうから、早く老けるわけです。だから前頭葉を使い続けていれば、脳の若さは保たれ、人生を楽しく生きていくことができる。前頭葉を鍛えるといっても、そんな大げさなことはしなくてもいい。毎日違う店でランチを食べたり、スーパーで見つけた新しい食材を使って料理してみたり、普段取り入れていないファッションを試してみたり…。人生は実験だと思っていろいろなことに挑戦してみれば、脳はそれに対して反応を起こし、自ずと前頭葉が鍛えられるんです。そういう意味では実行力が大事です。試してみるという経験ができたことが脳にとって大事になってくる。


頭が良くなりたいという思いをずっと持ち続けて、毎日の生活のなかにちょっとずつ実験を取り入れてみてください。いくつになっても、周りから「面白い人だ」と思われるような人間でいられれば、それが人生の幸せにもつながると思います。

わだ・ひでき「和田秀樹 こころと体のクリニック」院長。30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。

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