くらし情報『なじみの店にしか行かなくなったら注意! 精神科医が教える、脳の老化のサイン』

2022年9月21日 18:00

なじみの店にしか行かなくなったら注意! 精神科医が教える、脳の老化のサイン

つまり、現在進行形でどれだけ勉強しているか、そしてどんな生き方をしているか、体験や経験の積み重ねで、頭の良し悪しは大きく変わってくるんです。

“これからは女性の時代”とよくいわれるようになり、女性の経営者や管理職を増やす企業が多くなりました。しかし頭数だけ揃えたり、男性の代わりの女性ではなく、女性ならではの感性や発想を生かせないとまったく意味がないんです。たとえば消費の主役は女性ですし、「こういうものを作ったら売れる」というアイデアをたくさん持っていると思うんです。そういった柔軟な発想ができることこそが、本当の頭の良さです。いろいろなことに興味や関心を持ち続けていれば、仕事に限らず、長い人生の中で頭の良さを開花できるチャンスは巡ってくると思います。

しかしやっかいなことに年齢を重ねると脳は老化していきます。それも物忘れがひどくなったり、頭の回転が鈍くなったりするより先に、思考や創造性を担う「前頭葉」の機能が衰えていくんです。
前頭葉が萎縮すると、意欲がなくなったり、新しいことへの対応能力が落ちて、同じことを繰り返す「前例踏襲型」になっていきます。なじみの店にしか行かなくなったり、同じ著者の本しか読まなくなったりするのがいい例。

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