くらし情報『天童よしみ「これがヒットなんだ」 50年の歌手人生を振り返る』

2022年9月24日 18:10

天童よしみ「これがヒットなんだ」 50年の歌手人生を振り返る

そうして勝ち抜き、天童よしみとして出発することになりましたね。

――歌手として生きていく覚悟が決まった瞬間はありましたか?

天童:子どもの頃から、お父さんが「これから芳美が歌うぞ」と宣伝すると、おばあちゃんや親戚、近所の人たちが集まってくれるんです。その録音を聞くと、みんなの声援や拍手が入っていて。私の歌を聴いて喜んでくれたり、泣いてくれるんだから絶対に歌手になりたいって思ったんです。そして、美空ひばりさんのことが頭をよぎりました。8歳の時、ひばりさんのお芝居に子役として出演したんですけど、芝居の後にある歌のステージでひばりさんの歌を聴き、ひばりさんの歌じゃなきゃダメだという子どもになったんです。声の出し方や歌い方をリスペクトし、幼い頃から歌っているというストーリーの部分も自分と重なって、ファンを通り越えていましたね。それで演歌という歌をどんどん歌いたいと自分で決めたんです。
ひばりさんの男っぽい歌が、私に響いているみたいでした。

天童よしみ「これがヒットなんだ」 50年の歌手人生を振り返る


――長い歌手人生で印象に残っている瞬間はいつでしたか?

天童:テイチクレコードに移籍をして、「道頓堀人情」というバンバンの演歌を歌ったんです。当時は、いただいた楽曲は自分で背負って売らなければいけない。

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