くらし情報『実は略語でした! 「食パン」、もともとの名は何でしょう?』

2022年10月2日 19:30

実は略語でした! 「食パン」、もともとの名は何でしょう?

山崎製パンのサイト「パンの歴史館」によると、日本人がはじめて西洋風のパンを知ったのは、1543年。種子島に漂着したポルトガル人によって、鉄砲とともにもたらされたそうです。

ただ、パン食は根付かず、その後日本は鎖国。やがて幕末に開国した後、外国人居留地でパン作りが行われるようになりました。

明治維新前後には、ホテルやレストランで外国人向けにパンが焼かれていましたが、次第に日本人の間にも広まり、1875年、銀座木村屋が開発した「あんパン」が大ヒット。一般の人たちもパンを食べるようになりました。

さらに第二次世界大戦後、学校給食用にパンが生産されるようになって、パンの需要が広がっていったそうです。

食パンは略語でした!

食パンは、「本食のパン」あるいは「主食用パン」の略語で、「パン」という言葉はポルトガル語由来でした。
教科書で習った「鉄砲伝来」と同じときに伝わったと思うと、身近なパンにも深い歴史を感じます。意外な略語はまだまだあります。次回もお楽しみに!

文:田代わこ

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